インティ・ライミに行ってきました!(無料の部分だけ)

公開日 : 2016年06月26日
最終更新 :
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毎年6月24日にクスコで開催される伝統的な祭り「インティ・ライミ」に行ってきました。

(無料の部分だけ)と書いたのは、祭りのクライマックスの部分が有料となっているからです。

でも、無料の部分だけで十分楽しめる感じでしたよ!

インティ・ライミは3部構成になっていて、まず午前9時、一番上の写真のコリカンチャ神殿からスタートします。

コリカンチャはインカ時代からの太陽の神殿があり、インティ・ライミが意味する太陽の祭りにふさわしいスタート地点です。

インカの兵士や祭司たちが出てきて、踊りと音楽を披露し、インカの登場を待ちます。

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紫の煙と共にインカが登場しました!

インカとはインカ帝国の皇帝のことです。

(もちろん、実際にはインカ役の男性が演じています)

もともと、インカ帝国はケチュア族による「クスコ王国」であり、「インカ」という名は王様の称号でした。

ケチュア語で祝福と太陽神への崇拝の言葉を述べて、アルマス広場に向かうよう指示します。

ここで、観客や演者すべてはロレト通りを通って第2部となるアルマス広場へ移動します。

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移動中の踊り子たち。

インカ帝国は4つの方角にそれぞれ分割されていましたが、それぞれの地区の民族衣装を着て行進していきます。

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アルマス広場へ向けて移動する今年のインカ役。

ペルー人は人種が入り混じっていますが、インカの民族らしい顔の男性が毎年選ばれます。

がっしりした感じですね。

観客はアイドルのようにインカに声援を送っていました。

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第2部は10:30よりアルマス広場(メインスクエア)です。

すでに、兵士たちや踊り子たちがアルマス広場に集結して、インカの到着を待っています。

しばらくすると、ニュースタたち(若い姫たち)、インカのミイラ3体などに続き、コヤ(王妃)とインカがアルマス広場に入場します。

ここで、第3部を行う場所であるサクサイワマン遺跡に、霊的な意味で行くことができるようアプに助けを乞います。

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アルマス広場を1周しているコヤ(王妃)。

その後、サクサイワマンに移動していきますが、サクサイワマンでインティ・ライミを見るためには、前もってチケットを購入している必要があります。

(通常の遺跡の入場券とは別に、インティ・ライミの入場券が必要となります)

なので、今回はここまでにしました。

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用事があって、クスコの外れの方に行ったのですが、インティ・ライミの最後の部分を執り行っているサクサイワマンの様子が見えました。

普段は人がそれほどいないサクサイワマン遺跡が人でびっしり埋め尽くされています。

ここでは奉納物の儀式や聖なる日の儀式などが執り行われます。

13時半からおよそ16時までで、ここがインティ・ライミのクライマックスとなります。

インティ・ライミは日本ではまだまだ知名度が低いですが、南米ではそれなりに有名になっています。

ペルーの民族衣装や、ケチュア語での儀式、歴史的な地区をインカが移動していく様子など非常に興味深かったです。

しかし、移動時間がかかり丸々一日のイベントとなるため、全部見たいというこだわりがないのであれば、無料の1,2部だけを見るのが良さそうです。

あと、大変な人ごみの中を移動しないといけないので、くれぐれもスリにご注意を。

来年のインティ・ライミも同じ6月24日なので、クスコへの旅行を計画してみてはいかがでしょうか?

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