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タンザニア/ダルエスサラーム特派員ブログ 西東 たまき

タンザニア・ダルエスサラーム特派員が現地からアフリカ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。


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農産物の生産者から直接新鮮な食品が買えるのがファーマーズマーケット。
「生産者の顔が見える直売マーケット」は日本でも人気がありますね。


ダルエスサラームでも毎月最終土曜日にファーマーズマーケットが開かれています。


farmers market poster.png


野菜・果物も売っていますが、それより比重が多いのは農産物の加工品。
人気のドライフルーツはマンゴー、パパイヤ、パイナップル、バナナなどの定番
トロピカルフルーツに加え、日本では珍しいジャックフルーツもありました。


アフリカとチーズはあまりイメージが繋がらないかもしれませんが、写真のような
各種フレッシュチーズも豊富に手に入ります(価格は種類により600~1240円/kg)。

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(各種チーズ:出店者 Njombe Milk Factory)


チョコレートにうるさい人も満足させられるグルメチョコも、たくさんのフレーバー
があってきっと迷いますよ。試食しながら選んでください。添加物一切なしのココア
パウダーやカカオニブ(カカオ豆を砕いたもの)も買えます。


タンザニアらしくキリマンジャロ地方のコーヒー・紅茶は言うまでもなく、隠れた
名産品であるハチミツの出店も目立ちます。


天然の酵素が生きている生ハチミツ(ローハニー)が主流で、抗菌・抗酸化効果が高く、
かすかな酸味が特徴の「針なし蜂(stingless bee)のハチミツ」を扱っている店も
あります。


珍しいハイビスカスのワインもいかがでしょう。口当たりが良く、爽やかな飲み心地です。


ザンジバルからはたくさんのスパイスが届いているし、「スーパーフード」として
知られるモリンガ製品を扱う店舗も目立ちます。飲み物や料理に混ぜて使うのが
おすすめというモリンガパウダーに加え、スナックのように食べられるというモリンガ
シード(種)やオイルも。


「スーパーフルーツ」とも呼ばれるバオバブ製品も見つかります。
ビタミンCが豊富な真白い乾燥果肉やそのパウダー、種から搾ったバオバブオイル、
そしてそれを原料にしたバオバブ石けんも、アフリカらしいお土産になりそうです。


もちろん、南国らしくココナツオイルもあるし、それを使った石けんもありますよ。
パッケージや香りに凝ったお土産にピッタリなお洒落石けんもあれば、シンプルで
実用的なタイプもありますので好みと目的に合わせてお選びください。


soap vendor.jpg

(天然素材を使った手作り石けん:出店者 nusu na nusu)


天然素材を使ったスキンケア製品、各種エッセンシャルオイルも揃いますが、今回は
個人的にエッセンシャルオイルの自然な香りが優雅なキャンドルシリーズに惹かれました。


普段見かけない珍しい製品がたくさん見つかる印象のファーマーズマーケットですが、
中でもアボカドの種のパウダーやオイルというのは初めて見ました。パンフレット
によると、栄養価が高いアボカドもその70%は種子に含まれているとのことです。


高い栄養価や効能など特長を書いたパンフレットを用意しているところもありますが、
馴染みのないアイテムは具体的な使い方が分からないと手が出しにくいもの。
試食やサンプルを提供してくれるところもありますがそうでないところも多いので、
その点もう少し充実したら、より買物がしやすくなるのではないかとも思いました。


そういえば「マンゴーバター」を使ったスキンケア製品というのもありましたよ。
マンゴ―の種子の中には固形油脂(マンゴーバター)があるのだそうです。


さて、ズラリと軒を並べる出店者の中でも、奥まった所に商品を広げているのは料理
レシピ本を中心とした古本を並べるお店。注意深くチェックすると、絶版になった
ビンテージ本が見つかったりします! 売上は、タンザニアの子供たちの教育をサポート
する資金に回るとのこと。


この出店者だけでなく、農産ビジネスで女性たちの地位向上や地域活性化などを
目指している出店者は多くみられます。買物をすると、そのような活動をサポート
することに繋がるのも嬉しい付加価値ですね。


ライブ演奏の音楽が会場の雰囲気を盛り上げる中、搾りたてのサトウキビジュースを
飲んでみたり、片手に持って食べられるような軽食を買うこともできるので、小さな
子ども連れでも楽しめます。


珍しい地元産品が見つかるダルエスサラームのファーマーズマーケットは、休暇で市内の
人口が減る夏季と12月を除き、毎月最終土曜日にOysterbay Shopping Centreで開かれます。
品物が充実している午前中のうちに行くのがおすすめです。


マーケットの風景や出店者案内、開催予定などの情報はこちらへ↓
 https://www.facebook.com/OysterbayFarmersMarket/



2018年6月 1日

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文字数をできるだけ減らして簡便に表現するため、携帯メッセージやチャットでは
様々な省略語が飛び交います。それはスワヒリ語でも同じ。


今回は、なかなか知る機会のない「スワヒリ語の省略語」をご紹介しましょう!


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まずは、スワヒリ語をあまり知らなくても簡単に使える「あなた」と「私」から。
・mmまたはmi = mimi(ミミ/私)
・ww = wewe(ウェウェ/あなた)


スワヒリ語で「何」は”nini/ニニ”といいます。
・nn = nini(何)


アルファベットは大文字でも小文字でも、こだわりは見られません。


“habari?(ハバリ)”は「元気?」に相当する挨拶です。メッセージの書き出しフレーズ
として使ってください。
・hbr = habari(ハバリ/どうですか?)


・smまたはcm = simu(スィム/電話)
・ktk = katika(カティカ/~の間)


そして、タンザニアの通貨「シリンギ」は”Tsh(タンザニアン・シリンギ)”と表記されます。
例:Tsh1000(1000シリンギ)


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タンザニアのマグフリ現大統領は次の3文字で表されます。
・JPM = John Pombe Magufuli(ジョン・ポンベ・マグフリ現大統領)


キクウェテ前大統領のときは次のように表記されていたものです。
・JK = Jakaya Kikwete(ジャカヤ・キクウェテ前大統領)


両大統領の母校でもある東部アフリカの名門・ダルエスサラーム大学は次のような表記になります。
・UDSM = University of Dar es Salaam


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タンザニアでは、住宅地の細い道にもストリート名が付けられています。外を歩くときは
ストリート名を目印にするのが迷子にならないコツ。


ストリート表示板に”Br.”という省略文字があったら、それは「〇〇通り」という意味です。
“barabara(バラバラ)”とは、スワヒリ語で「道」のことなのです。
・Br. Msasani = barabara ya Msasani(バラバラ・ヤ・ムササニ/ムササニ通り)


街を縦横に走っている市バスの行き先案内表示にもたくさんの省略表記が見られます。
この場合、スラッシュ(/)が挿入されている表記が省略語の目印。


例えば、タンザニアおよび東アフリカの物品集積地「カリアコマーケット(Kariakoo market)」
があるカリアコ地区は”K/koo”と表記されますし、キノンドニ(Kinondoni)地区は”K/ndoni”
と書かれます。


街歩きのときは、地図上の地名がバスの行き先名の表記ではどのように書かれるのかチェック
してみると面白い発見があるかもしれません。


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各種書類作成や免許・パスポートの申請など、暮らしていると証明写真が必要な機会は結構
あるもの。街ではよく「証明写真○分で出来上がります」という看板を見かけます。


もし、証明写真店の看板に”dk 5”といった表記があったら、それは「5分」の意味です。
「5分で写真が出来上がります」ということです。
・dkまたはdak = dakika(ダキカ/分)


証明写真はきちんとした写真スタジオで撮ることもできますが、タンザニアに来たなら街角に
立っている証明写真屋さんを利用するのも一興かもしれませんよ。


デジタルカメラとポータブルプリンターだけで営業している「青空写真屋さん」では、助手が
背後で青い布を掲げてくれるので、道路脇にいながらも背景青色の証明用写真が撮影できるの
です!


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さて、筆者の手元にある一枚のカードは、しばらく前に知人から届いたものです。


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  • (写真:Mchango wa Harusi(ムチャンゴ・ワ・ハルスィ/結婚式の資金集め)


    これは結婚式に先立ち、”mchango(ムチャンゴ)”と呼ばれる資金集め(ご祝儀の事前徴収)を
    呼びかけるカード。Mchangoを支払った人には、後日、式への招待状が届く仕組みです。


    「○○様」にあたる宛名部分の各種敬称があらかじめ印刷されており、下記のような各種省略
    表記が見られます(写真赤字部分)。


    “Mr & Mrs / Bw / Bi / Mch / Prof / Mwl / Dr. / Pdr”


    “Mr & Mrs”は英語の「ミスター&ミセス(ご夫妻)」、”Prof”は「プロフェッサー(教授)」
    の略、そして”Dr(ドクター、博士)”ですが、そのほかはスワヒリ語なので分かりづらいですね。


    順番に次のようになります。


    ・Bw. = bwana(ブワナ/おじさん、おじいさん、年配男性に対する敬称)
    ・Bi. = bibi(ビビ/おばあちゃん、年配女性に対する敬称)
    ・Mch. = mchungaji(牧師)
    ・Mwl. = mwalimu(ムワリム/先生)
    ・Pdr. = padre(パドレ/神父)


    なお、このカードではドクターは”Dr.”と英語表記になっていますが、次のようにスワヒリ語式に
    書かれていることもあります。
    ・Dkt. =  daktari(ダクタリ/博士)


    そして、住所の記述に”SLP”という文字があったらそれは郵便局の「私書箱番号」のことです。
    ・S.L.P. = Sanduku La Posta(私書箱)
    タンザニアでは、書類の「住所欄」には郵便物の受け取り先として利用契約している私書箱番号を
    記すのが普通なのです。
    ※「タンザニアの郵便事情を覗いてみよう!ダルエスサラーム中央郵便局」もどうぞ!


    外国語でメッセージをやりとりすること自体楽しいものですが、タンザニアに来たからには
    スワヒリ語で、なおかつ省略語表記を使ってみたら、さらに通な気分になれるのではないでしょうか。


    タンザニア人に携帯メッセージを送ったり、チャットやSNSなどでやりとりをする機会があったら
    思い出して取り入れてみてくださいね。


  • 2018年5月17日

    photo.JPG


    外国語を学ぶとき、誰でも最初に覚えるものが「こんにちは」「ありがとう」などの
    「基本挨拶」です。


    もう少し踏み込むと、仕事の場で交わす「お疲れ様」や体調の悪い人を気遣う「お大事に」
    などの挨拶もあります。人の家を訪ねるときの「ごめんください」もありますね。


    基本的な挨拶だけでなく、このような「場面別挨拶」が使えると一歩進んだコミュニケー
    ションを取ることが出来ます。


    なかなか知る機会のないスワヒリ語の場面別挨拶もマスターしてみませんか? 


    遠い異国の言葉・スワヒリ語ですが、実は日本でも知られている言葉が結構あるのです。
    聞いたことがあるあの言葉はスワヒリ語だったのかと驚くものが見つかるかもしれませんよ!


    スワヒリ語の基本挨拶やタンザニアの挨拶習慣については『タンザニアでは挨拶が大事』
    の記事でご紹介済みですが、今回は、基本形を超えた「上級者編」をご紹介していきます。


    スワヒリ語の挨拶は「ジャンボ!」じゃない?!
    “ジャンボ!(Jambo)”という挨拶は、日本で最もよく知られているスワヒリ語かも
    しれません。


    しかし実のところ、これは正しい言い方ではありません。


    正しくは、最初に声を掛ける方は”Hu jambo(フ・ジャンボ)”と言い、応答する方は
    “Si jambo(シ・ジャンボ)”と言います。


    “Jambo”とだけ言ったところで、わざわざ間違ってるよと訂正してくるタンザニア人は
    まずいませんので、知らなければそれまでかもしれませんね。


    書くときは、スワヒリ語挨拶の”Jambo”は英語の”jumbo”とはスペルが違うのにご注意。
    スワヒリ語はローマ字感覚で読み書きします。


    また、”Jambo”と同じくらいポピュラーな”Mambo!(マンボ)”は、若者たちが使う
    カジュアルな挨拶。”Vipi?(ヴィッピ/元気?)”というスラングもあります。


    “Mambo / Vipi”と言われたら、”Poa(ポア)”または”Safi(サフィ)”と返してください。
    「Cool/良い」という意味があります。


    ちなみに、スワヒリ語版フェイスブックの「いいね!」は”Poa!”となっています!


    有名な「ハクナマタタ」はタンザニアでは言わない?!
    ミュージカル『ライオン・キング』のセリフ「ハクナマタタ」は 、”No problem(問題ないよ)”
    を意味する言葉として広く知られているもう一つのスワヒリ語です。


    けれど、タンザニア人がこのフレーズを使っているのを耳にすることはないでしょう。


    スワヒリ語はケニアはじめ東アフリカ一帯で使われていますが、最も大事にされている
    のはタンザニアです(タンザニアでは「国語」扱い)。
    そんなスワヒリ語の本家・タンザニアでは、ハクナマタタではなく”Hamna shida(ハムナ・シダ)”
    や”Hamna matatizo(ハムナ・マタティゾ)”または”Hamna tabu(ハムナ・タブ)”などのフレーズが
    使われます。


    “hamna”は「ない」、”shida” や”matatizo”は”problem/s(問題)”の意味、そして
    “tabu”は英語の”trouble”をもじった言葉です。


    タンザニア人の心意気「ようこそ」
    タンザニアに来たらきっといろいろなところで耳にするであろう挨拶が”Karibu(カリブ)”です。


    “Welcome(ようこそ)”を意味する言葉なので、お店でカリブといわれるのは何の不思議も
    ないのですが、タンザニアではそれ以外の場所でもあちこちでこの言葉が使われています。
    日常、最も広く使われている挨拶かもしれません。


    感覚的には、「自分のテリトリーにあなたを受け入れます」といった感じで使います。


    例えば、自宅前で近所の人や知り合いに出会ったら「元気?」などの一般挨拶に続けて
    “Karibu(カリブ)”が使えます。


    積極的に人を引き止めたいときは”Karibu kiti(カリブ・キティ/こちらに来てお掛け
    なさい)”と言って椅子をすすめます。”kiti”とは「椅子」のことです。


    もし、食事をしているときに知り合いが通りかかったら”Karibu chakula(カリブ・チャクラ
    /あなたも一緒に食事をどうぞ)”と言ってみてください。お茶を飲んでいるときなら
    “Karibu chai(カリブ・チャイ/あなたも一緒にお茶をどうぞ)”です。


    実際はそのように言ったからといって食べているものを分けなければならないということはなく、
    一つの「挨拶フレーズ」に過ぎません。建前だけとはいえ、人への気遣いを見せる姿勢と言えます。


    日本でも社交辞令で「ぜひ遊びに来てください」と言ったりするのと似ていますね。


    「お気の毒・お大事に・お疲れ様」
    “Pole(ポレ)”もまた非常に奥行きが深く、用途の広いスワヒリ語挨拶です。


    “pole”を2回繰り返して言う”Pole pole(ポレポレ)”は、「ゆっくり、急がないで」を
    意味するというフレーズとして、日本でも割と知られています。


    しかし、この”pole”は、1回だけいうと全く別の意味になります。
    誰かが辛い思いをしているときに「お気の毒です」の気持ちを伝える言葉になるのです。


    例えば、誰かがうっかりどこかにぶつかって「痛い!」と言っているとき、または何か
    トラブルに遭遇したとき・・・そんなときに「辛いね、大変だね、かわいそうに」と慰める
    言葉が”Pole”です。


    体調が悪い人に向かって言えば、「お大事に」になります。
    もし風邪を引いた人や具合の悪い人に出会ったら、”Pole”と言ってあげてください。


    さらに、仕事を頑張っている人に対して”Pole na kazi(ポレ・ナ・カジ)”と言えば、
    「お疲れさま、ほどほどにしなさい」といったねぎらいの言葉になります。”kazi(カズィ)”
    は「仕事」のことです。


    「アサンテ(ありがとう)」はこんなときにも
    スワヒリ語で「ありがとう」は”Asante(アサンテ)”と言いますが、これもどこかで
    聞いたことありませんか?


    “Pole”と言われたら”Asante”と返します。
    “Karibu”と言われたときも返事は”Asante”になります。


    タンザニア人に”Asante”と言えば、”Asante na wewe(アサンテ・ナ・ウェウェ/
    どういたしまして)”の返事が返ってくるでしょう。


    「ごめんください!」
    日本では、人の家を訪ねるときは「ごめんください」や「おじゃまします」といった挨拶が
    あります。タンザニアには”Hodi(ホディ)”があります。


    タンザニアで人のお宅を訪ねる機会があったら使ってみてください。「スワヒリ語を知ってるな」
    と思われることでしょう!


    クシャミをした人には・・・
    日本では誰かがクシャミをしたとき、心ある人なら「大丈夫?」と声を掛けたりしますが、
    必ずしも言うべきセリフというのはありませんよね。


    英語の場合は、クシャミをした人がいたら「(God) Bless you!」と声をかけるのがマナーと
    なっています。


    けれど世界の多くの言語では、誰かがクシャミをしたとき「健康」を意味する言葉をかける
    例が圧倒的多数となっており、スワヒリ語もその一つです。


    周囲で誰かがクシャミをしたら、”Afya!(アフヤ)”と声をかけるのがスワヒリ語文化の
    マナー。”afya”はスワヒリ語で「健康」を意味する言葉なのです。


    もし、タンザニア旅行中、クシャミをした人に出くわしたら”Afya!”と声をかけてみてはいかが? 
    旅人からの思いがけない思いやりの言葉はきっと喜ばれるでしょう!


    「おやすみなさい!」
    日本語では夕方から夜にかけての挨拶は「こんばんは」の一言ですが、スワヒリ語では
    夕方は”Habari za jioni?(ハバリ・ザ・ジオーニ)”、暗くなってきたら”Habari za usiku?
    (ハバリ・ザ・ウスィク)”と使い分けがあります。


    朝の挨拶”Habari za asubuhi(ハバリ・ザ・アスブヒ/おはよう)”、昼の挨拶”Habari
    za mchana(ハバリ・ザ・ムチャーナ/こんにちは)”と合わせた4つは基本の挨拶セットです。


    特に”mchana” “jioni” “usiku”は、使う時間がずれていると訂正が入るほど、皆さん
    きっちり使い分けています。


    これらの挨拶への返答は”Nzuri(ンズーリ/良い)”です。


    ここではもう一つ、「おやすみなさい」の挨拶”Lala salaama(ララ・サラーマ)”もご紹介します。


    「lala」は「眠る」、「salaama」は「平和、平安」という意味です。タンザニアの
    最大都市・ダルエスサラーム(Dar es salaam)の名前にも入っていますね。


    「久しぶり!」
    しばらくぶりに顔を合わせた人には”Habari za siku nyingi?(ハバリ・ザ・スィク・ニンギ
    /久しぶり)”と言ってみましょう。”siku”は「日」、”nyingi”は「たくさん」の意味です。


    この場合も返答は”Nzuri”になります。


    年長・年少で異なる挨拶
    年長者を敬う文化を持つタンザニアでは、自分より年上の人には「おはよう」でも
    「こんにちは」でもない特別の挨拶をします。


    年長者に対する挨拶が”Shikamoo(シカモー)”、それに対する応答が”Marahaba(マラハバ)”です。

    タンザニアで道を歩いていて子供たちに出会ったら、彼らはきっと”Shikamoo!”と
    声をかけてくるでしょう。そうしたら”Marahaba!”と返してください。


    反対に、自分より年上の人に出会ったときはまず”Shikamoo”です。”Marahaba”が
    返ってくるはずです。


    この挨拶は時間に関係なく一日中使えます。


    「またね」
    日本語の「じゃあまたね」の感覚で使えるスワヒリ語が”Baadaye(バーダイェ)”です。

    「後で/later」という意味なので、「後にします」と先延ばしする場面でも使えるちょっと便利な言葉です。


    もし、モノ売りの客引きの声がうるさいと思ったときに言えば「今度ね」といった感覚になり、
    たいてい丸く収まりますよ!


    「いつか是非また!」
    外国人としてタンザニアに来たなら、いずれ別れる日が来ることでしょう。国を離れるときの
    「さよなら」には重みがあります。


    そんなとき「さようなら」を意味する”Kwa heri(クワヘリ)”は王道の挨拶ですが、
    心ある人は”Karibu tena(カリブ・テナ)”と言うものです。


    “Karibu”は文頭でご紹介した通り”Welcome”のことですが、”tena”は「もう一度」という意味です。


    “Karibu tena”は、「さようなら」ではなく「また、どうぞ」というスマートな別れの挨拶。
    自分のところに立ち寄ってくれた人を送り出すときにも使えます。


    そして最後にもう一つ。
    “Tutaonana tena(トゥタオナナ・テナ)”は、英語の”See you again(また会いましょう)”
    にあたります。


    ―――――


    以上、皆さんもタンザニアに来たときは、これらの「場面別挨拶」を使いこなしてスワヒリ語
    文化に深く触れてみてくださいね。


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    • 特派員プロフィール
    • ダルエスサラーム特派員

      ダルエスサラーム特派員
      西東 たまき
      2012年より東アフリカ・タンザニアのダルエスサラーム在住です。インド洋に面した港を備え、アフリカ内陸へ向かう経済の玄関口。発展に向かってパワフルに変わりながら新旧の入り混じる街・ダルエスサラーム。外国人として、会社員として、住民として…様々な側面から垣間見るダルエスサラームをレポートします。 DISQUS ID @disqus_LXBQSe0CAe

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