食事も間食も「豆」だらけのインド
ベジタリアン人口の多いインドでは、豆類は主要なたんぱく源。今年は不作で価格が高騰しているとのことですが、町を少し歩けば、豆を使った食べ物を次々見つけることができます。
まずは豆売り場の様子をご紹介します。穀物屋の店先にどどーんと構える麻袋に、種類ごとに入れられていて、量り売り。みんなキロ単位で買っていきます。
スーパーには、あらかじめ小分けされたものがあります。それにしても種類が多い!
あまたある豆の中で、インド人に最もなじみ深いのは、「ひよこ豆」。
ヒンディー語では、「チャナ」といい、「チャナマサラ」は、インド人の大好きなひよこ豆のカレーのことです。スパイスや野菜とあわせて炒めたものは、屋台でよく売られています。
ちなみに、これは、ひよこ豆からできた「ベサン」という粉を使ったインド版天ぷらの「パコーラー」。お腹にたまります。
インド人マダムのいちおしは、「レンズ豆」(ヒンディー語では「ダール」)。粒が小さく、長時間浸水させる必要がないので、扱いやすいです。
朝食で食べられることの多い南インド生まれのワダー(↓カレーの中のドーナツ状のもの)の生地も豆から作られています。
食事だけではなく、間食としても「豆」をよく食べるインド人。乾煎りしたピーナッツや水あめで固めた甘い豆を売る屋台は人の集まるところでよく見かけます。
駄菓子屋の店先にはきまって、豆菓子の小袋が吊り下げられています。電車の中で食べている人も多く、座席の下が殻だらけ・・・などということも。
インドに暮らす日本人にとっても、豆は優秀な食材。手作り豆腐、手作り味噌、手作りあん・・・いずれもインドの豆で「それなりのもの」を作ることができるのです。
インド人のためにも在印日本人のためにも、末永い安定供給を望みたいところです。
(11月お題"豆料理")
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