トロピカル!酷暑期ならではのベールジュースを味わおう
同じ北半球。インドも7月から8月が夏だと思っていたら大間違い。まさに今、5月から6月こそがここでの夏なのです(注:7月~8月も暑いです)。連日デリーでも40度超えを記録していて、日中は出歩く気になかなかなれません。ただ、この酷暑期ならではの食べ物があるのも事実。そのひとつが、「ベール」(ヒンディー語)という果物です。英語では「ウッドアップル(wood apple)」と言うそうです。ココナッツよりも小ぶりで少し黄味がかっています(↓1キロ55ルピー/約90円)。
外側は石のように硬いのですが、中はオレンジ色の果肉で柔らか。このまま食べるのではなく、ジュースにするのが一般的。手っ取り早く屋台で飲むことが多いです。
豪快に実をかち割って
中の果肉を取り出します。
水と氷、砂糖といっしょにミキサーへ。
茶こしでこして、種や繊維を取り除き、ジュースのみをコップへ。
このベールジュースでまず楽しんでほしいのが、トロピカルな香り。パッションフルーツを思い出します。その後、一気にゴクッ。マンゴーとオレンジが混ざったような味でしょうか。のどごしすっきりで、甘さがあとに残らないのが気に入っています!ちなみに一杯20ルピー(約30円)。途中で継ぎ足してくれます。
屋台の飲み物に抵抗がある人は、自分で作ることもできます。包丁ではまったく切れる気配がなく、インド人のアドバイスに従って、ビニール袋に入れた上で、床にたたきつけます。
あとは屋台と同じ手順で、水、氷、砂糖と一緒にミキサーにかけて、こしてできあがり(ジューサーがあれば、ジューサーのほうが便利)。ミキサーがない場合、時間はかかりますが、ふきんなどを利用して搾ることもできると思います。
日本ではなかなかお目にかかることのできない「ベール」。この時期限定で、夏バテ防止にも一役!酷暑期ならではの楽しみ、もっと見つけたいものです。
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