人探しの新聞広告から見えるインドと日本の文化の違い

公開日 : 2016年07月26日
最終更新 :
筆者 : nok

日本では毎朝、じっくり新聞を読んでいましたが、インドでは英語かヒンドゥー語の新聞が一般的。しっかり読もうとすると日が暮れそうなので、パラパラ見る程度です。ただ、記事以外の広告で気になる点がいろいろあり思わず読み込んでしまうこともあります。これまで、改名を通知する広告https://tokuhain.arukikata.co.jp/delhi/2015/01/post_329.htmlや、結婚相手を探す広告https://tokuhain.arukikata.co.jp/delhi/2015/03/post_339.htmlを紹介しましたが、今回は、その他の「人探し」や「追悼」の広告についてです。

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「SERCH FOR MISSING」「KIDNAPPED」「MISSING」・・・これらは、誘拐・失踪などで行方がわからなくなった人を探す広告です。本人の名前、写真、特徴などが記されています。不明期間は1週間前から5年前までさまざま。どの広告も「警察の献身な捜索にもかかわらず見つかっていない」と、警察を持ち上げる一言が入っています。おそらく定型文なのでしょうが日本では目にしない気がします。

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同じ人探し広告でも、身元不明の遺体に関する情報を求めるものもあります。初めて新聞で見つけたときにはギョッとしました。というのも、遺体の写真(バストアップ)が修正されることなくそのまま掲載されているからです。日本でこのような写真を載せたら大問題になると思うのですが、ここでは何の議論にもなっていません。インドでは事件や事故のニュースや記事でも凄惨な現場の映像や写真がそのまま流れていることも多く、文化の違いを感じる部分です。

日本でもよく目にする追悼・葬儀のお知らせは、インドは有料。カラーで、写真つき。レイアウトにもこだわっています。

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亡くなった直後に出すもののほか、「死去して○年経ちました」と故人を思い出してもらうものもあります。

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追悼だけでなく、誕生日や結婚記念日などを新聞広告で知らせることもできるそうです。アピール大国インドです。

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