オランダで大航海時代にタイムスリップ!!

公開日 : 2015年05月30日
最終更新 :

今日ご紹介するのはオランダ北部にあるBataviawerf (バタビアウェルフ)についてです。ホームページはこちら→ http://www.bataviawerf.nl/

このBataviawerfとはオランダが17世紀から18世紀にかけての大航海時代に使用した船を屋外に展示したオープンミュージアムです。その他にも当時の鍛冶技術や、造船技術を体験することができます。

オランダと言えば17世紀に設立された歴史上有名な東インド会社があります。江戸時代の日本にもこの会社の船がやってきました。オランダ東インド会社は日本だけではなく、インドネシアなどでも香辛料の貿易などを行っていました。このBataviawerfに展示されている船は、当時インドネシアに寄港した船を忠実に再現しています。この船の名前はBatavia(バタビア)と言います。

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それではちょっと船に乗ってみましょう。

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ここは船内の船員達の休憩場所。天井はこんなに低いので、身長162センチの私でさえも真っ直ぐ立つことはできません。大人はこんな変な格好で歩くことになるので腰痛になりそうです(笑)。約130センチの我が子がやっと真っ直ぐ立てるくらいでした。

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ここは船内の一番下の階。外は水の中です。このたくさんの石は航海中の船のバランスを保つためにここに収納されていたそうです。

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ここの船内の台所。とても狭く、大人だったら二人入るのが精一杯です。

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これは船内の数箇所に取り付けられているポンプ。もし船の中に水が入ってきた場合、そのポンプを使って船外に放出していたそうです。

これは当時の船内時計。

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また現在、もう一つの船がこのBataviawerfで再現されようとしています。

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この船の名前はZeven provincie(ゼイブンプロベンチー)。当時のオランダは7つの州で成り立っていたことからこの名前がつけられたようです。前述したバタビアとこの船の違いは、バタビアの航海目的は貿易だったのに対し、ゼイブンプロベンチーは戦争に使用されたようです。この再現中の船には実際近くに行ってみることができます。船の真横、上階にも通路を作ってありますので実際に船の甲板の高さのところまで行くととても高くて高所恐怖症の私は途中でリタイアしてしまうくらい。

予約をしなくてもガイドをお願いすることができる(ただしオランダ語、英語での解説)のでご希望の方はチケット購入する際にその旨を申し出てください。

海が近いため、風がすごく強いです。冬に訪れる方はもちろん、その他の季節でも何か薄い上着程度はご準備ください。ガイドの方の話だと、夏でも船内は結構涼しいとのことでした。歴史、船に興味のおありの方は訪れてみてはいかがでしょうか。

Batavia werf のアドレス :

Bataviaplein 2 ,

8244PA Lelystad(レンタカーで来られる場合はBatavia dropの道案内に沿っておいでください。Batavia dropはアウトレットモールでBatavia werf はその真横です。)

開館時間 10:00~17:00

電話番号 0320261409

料金 <体験ミュージアムのみの見学の場合>

   大人5ユーロ(65歳以上4,50ユーロ)

   子供2,50ユーロ(4歳~12歳)4歳以下は無料

   <体験ミュージアム+バタビア乗船の場合>

   大人11ユーロ (65歳以上 9ユーロ)

   子供5,50ユーロ(4歳~12歳) 4歳以下は無料

<公共機関でおいでの場合>

NS電車のLelystad駅から3番バスで終点Batavia Stad(バタビアスタッド)で下車。バス乗り場はLelystad駅の正面にあります。またバスは30分ごとに出発し、乗車時間は約10分です。

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