オランダの春の味といえば。。。

公開日 : 2015年06月04日
最終更新 :

オランダ、Brabant(ブラバント)州というと、オランダ人にとって一番に思いつくのがBoer !! Boer (ブーア)とはオランダ語で<農家の方>という意味です。まっ、確かに私の住む田舎町では春になると方々にある畑に農家の方が肥やしを蒔くので朝っぱらから大自然のにおいがプンプンしてきます。(どのようなニオイかはご想像で!笑)

ただそのご利益というのが新鮮な食材!!旬のものが手ごろに、しかも簡単に手に入るということです!小さな頃から母と買い物に行っては、野菜や果物が新鮮かどうかをチェックする方法を教わってきた私、食材選びにはうるさいです!

その田舎町が誇る、毎年4月下旬から6月中旬にかけての旬な野菜が<ホワイトアスパラガス>!!

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写真の向かって右側がアスパラガスの頭、左が根元です。この頭部分が何ともうまい!

これがオランダに来て初めて見たアスパラガスを調理するなべ!

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普通のなべで煮ると全体が柔くなりすぎます。スープに入れる場合は関係ありませんがソースをかけて食べる場合は柔らかくなりすぎるとおいしくありません。ちょっと歯ごたえが残るくらいがおいしいです。このなべに深さ5センチくらいまで水を入れ、アスパラガスの頭の部分を上にして立てた状態で煮ます。水がなくなるくらいまで煮ると出来上がりです。

これがスーパーで買えるホワイトアスパラガス特製ソース。

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実は日本にいる時は緑色のアスパラガスしか食べたことがなかったので、オランダに来た当時義母にいただいた時はどう料理すればいいのか分からなかったのです。今ではこの時期は毎日のようにスープに入れたり、そのまま煮て特製ソースをかけて食べたりしています。私は近くに朝収穫したホワイトアスパラガスをその日の午後に売り出す農家があるのでそこへいつも買いに行っています。

これが我が家から徒歩5分で行くことができるホワイトアスパラガスの畑とその収穫の様子。

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畑一面を白いビニールで覆っているのは日光を反射させるためです。実はこのホワイトアスパラガスは日光に当たりすぎると緑色になるのです。つまり、緑色になる前のアスパラガスがホワイトアスパラガス。なのでまだ土の中にある状態のときに収穫するのです。

新鮮なホワイトアスパラガスは甘みがあってとてもおいしいです。コーンスープに入れてもおいしいと思います。残念ながらスーパーマーケットで購入すると、やはり出荷から日が経っているせいか乾燥して新鮮味が失われています。ホワイトアスパラガスの根元を見て、まだ湿って水気が十分にあれば状態なら新鮮だそうです。

ホワイトアスパラガスが旬な時期にはこの地域のレストランではホワイトアスパラガスを用いた期間限定メニューなどもありますのでぜひオランダの庶民の食卓を味わいにおいでください!もし旬の時期に来れない方はスーパーでも瓶詰めのホワイトアスパラガスが一年中販売されています。ソースと一緒に購入してご自宅でお楽しみください!

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