春一番の行事、Pasen !! ( イースター)

公開日 : 2016年03月15日
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こんにちは!今年ももう3月半ばに突入しました!1、2月はオランダではインフルエンザとノロウイルスが猛威を振るいましたが、ここ最近はだいぶん落ち着いてきているようです。今回は、長い冬にすっかり疲れ切っているオランダ人が楽しみにする(特に子供達)行事をご紹介します!

それはキリスト教の行事、3月27,28日のイースター(復活祭)!オランダ語では<Pasen(パースン)>といいます。毎年カーニバルの40日後に行われます。カーニバルで大賑わいをした後、イスラム教でいうラマダーンのような質素な生活を40日間送り、イースターで春の訪れをまた皆でお祝いします。以前にも申し上げた通り、オランダ人で未だにキリスト教に対して義理を尽くす信仰深い人達は顕微鏡で見ようとしても見つからないほど少ないため、カーニバルの後に質素な生活を送る人達などほぼいませんが、日本人の次くらいに文化の良いとこどりをできるこの国民達はイースターを大いに楽しみます。

イースターの代表的なキャラクターというと、やっぱり<ひよこ>、<子羊>、<子ウサギ>。要するに、<春=新しい命の誕生>ということらしいです。お店ではこのようにPasen用のチョコレートが販売されています。

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これが、子供達がPasenを楽しみにする大きな理由です!動物を形どったチョコレートも多数販売されていますが、下の写真のように卵の形をしたチョコレートもたっくさん販売されています。

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これを大人達がイースターの日に庭や部屋の中に隠し、それを子供達が探すという<Paas eitjes zoeken(パース アイチェス ズックン)>という遊びをするのが習わしです。その様子をお見せするために我が家での去年の写真をお見せしますね!

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このように、子供達は少しでも多くのチョコレートを見つけようと血眼になって地面を這いずり回るようにして探します!(笑)探し終わった後、二人の子供はどちらも同じ数だけ平等に見つけたかのチェックをこれまた血眼になって行い、見つけた数が少なかった方の多かった方に対する決死の交渉が始まります!(どれだけ食い意地が張ってるんだか。。。)

イースターの日はオランダではファミリーの日として多くの人は里帰りをします。そこで皆で食事をしたり、またチョコレート卵を探したりします。

私の友達に聞いてみると、2日間ともずっと飲んだり食べたりしているところもあるようです。

下記の写真はゆで卵を固定して色を塗って遊ぶ子供用のおもちゃです。このような卵の殻が色とりどりに塗られた卵はこの時期になるとスーパーマーケットなどでも売られています。殻に色がついているだけで中は普通のゆで卵なのでちゃんと食べられますよ!

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このようにオランダでは春の訪れをファミリーと一緒に楽しく(地味に)お祝いします!

この時期にオランダに来られる方はスーパーマーケット、また以前ご紹介したKruidvat、Blokkerなどを見かけた場合はちょっと立ち寄ってみてPasenグッズを見てみるのも楽しいかもしれませんよ!!(Pasenが終わるとそのグッズ達はセールになるため、来年のために早速買い貯めしている人達もいます。君たち、いつ何時でもお金に合理的なオランダ人!!)

Kriudvat、Blokkerのお店の写真はここをご参照ください。

https://tokuhain.arukikata.co.jp/eindhoven/2015/06/post_5.html

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