これこそ自転車大国オランダ、地下の巨大自転車駐輪場!

公開日 : 2017年01月30日
最終更新 :

インフルエンザ大流行のオランダからこんにちは!今日も寒い日が続いています。家に帰った後のうがい、手洗いの習慣がないためか、インフルエンザ大国となっているオランダです。今からご旅行に来られる方はホテルで使えるうがい薬を持参された方が良いかもしれません。しかし、外出の際に日本の様にマスクをしていると、まず変な顔をされます。アスベスト除去工事の方々なんかはマスクをしていますが、普通の薬局には売っていないほどマスクという習慣がないオランダ。まあそれでも気にしないという方は持参されても全く構いませんが・・・。でもこのマスクがあれば、学校でのインフルエンザ感染防止にもなるんじゃないかと思いますが、<病気になったら免疫力が付くわ!>と考える親御さんが多いのであまり定着しないと思います。ちなみに私の家では外出の後のうがい、手洗いは義務です!

さて、寒い日でもやはりオランダらしく自転車で移動すると体が温まって、マフラーをしていると暑くなる時もあります。ある意味、寒いからこそ、空気が澄んでいるような気がして自転車移動の方が気持ちいいという方もいます。(私もその一人です。歩くのは寒いんですけど...。)今日はそのような方にアイントホーヘンでの自転車の駐輪についてご紹介いたします。

まずはこれを見てください、じゃん!

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出来立てほやほやの時に初めて見た時は<何か、おっしゃれ~!>とワクワクしました。実はこれ、自転車駐輪場なんです。これは入り口で駐輪場は地下にあります。毎日このようにたくさんの人が利用されています。

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このエスカレーターの手前で自転車から降り、このように押して下の階に行くようになっております。<自転車が重すぎて下に滑り落ちていかないの??>と不安になる方もいらっしゃるかもしれませんが、実はこのエスカレーターの表面にはブレーキのようなストッパー作用があり、年配の方でも自転車のハンドルを持っているだけで下に滑り落ちていかないようになっているため安心してください。

これはアイントホーヘン駅を市内側に出た、18 september plein という広場にあり、市内のど真ん中です。もともとは駅出入り口周辺の駐輪場しかなかったのですが、(今でもそこはご利用可能です。)そこにごった返して駐輪すると見かけが雑なので景観が良くないし、多くの人が利用できるほどの場所がないという(要するに狭すぎる!)ということで、節約に一生懸命なアイントホーヘン市が奮発して(泣く泣く)このような立派なものを作ってくれました!

ちょっと下に降りて行ってみましょう!

まず見える看板がこれです。

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<Elektrische fiets>とはバッテリーで動く電動自転車のことです。その自転車の方はまっすぐ行ってくださいということです。(おそらく高額のため、管理しやすい場所に置くためです。)

そして<Kratfiets(クラットフィッツ)>と言うのは、超でかいかご付きの自転車のこと。

またオランダ独特のBakfiets(バックフィッツ)というのは、何人もの子供を一度に運べるでかいイス付きの自転車です。

この2種類の自転車の方は右へと書いてあります。(照明のため、矢印が写っていなくてすみません。)

その他の自転車の方はどこでも好きな場所に置いちゃってよ!となっております!

このように自転車は上下に駐輪できるようになっております。(画像が悪くてすみません!!)

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手前の方に黄色いハンドルがあるのですが、上に駐輪したい場合はそのハンドルを手前に引いて向こう側に回すようにすると上と下が入れ替わります。しかし、私はいつも簡単な下に駐輪しています。もし使い方が分かりにくい場合は、駐輪場の中心部のガラス張りの部屋に管理人さんがいつもいるので<Kun je me even helpen ?? クンユ ム エイフン ヘルプン?手伝ってもらえますか?>と頼んでも大丈夫です!管理人のオッチャン達、いつも暇そうにしてるんで!(笑)

この駐輪場の利点は、まず屋内に駐輪できるので雨風にさらされず、自転車が長持ちすることです。通勤や通学で自転車を使う方達にとってはとてもありがたいと思います。またいつも管理人さんたちがいらっしゃるので盗難防止になるということです。その上、このような駐輪場には防犯カメラがいつも作動しております。オランダでは新しい自転車や珍しい自転車を持っていれば盗難される危険性が高いです。よって通勤、通学ではあまり新品を利用する人はいません。カギをかけていてもタイヤを切られて盗まれたりすることもあります。もちろん、この地下駐輪場に駐輪してもカギは必ずかけておかなければなりませんが、やはり管理人さんがいるということで安心できる部分があるのではないかと思います。変なことをしているような人を見かけたら管理人さんが声をかけるようになっているからです。しかも駐輪代はタダ!!!!(これ重要!笑)

アイントホーヘン市内には他にもいくつかこのような駐輪場がありますが、今回は一番中心部にあるこの駐輪場をご紹介いたしました。他の駐輪場も確認したいという方はぜひここをご参照ください。

https://www.eindhoven.nl/artikelen/Fietsenstallingen.htm

グーグルの地図上で確認できるようになっております。各印をクリックするとその駐輪場の住所と利用できる時間が出てきます。残念

ながらオランダ語サイトとなっておりますので、利用時間につきましては下記をご参照ください。

緑色の印が無料の駐輪場です。(私がここでご紹介したパターン。)赤の印が防犯設備のある駐輪場。一度このタイプに駐輪したことがあるのですが、まず入り口で番号札を2枚もらいます。その札は一枚は自転車に取り付け、もう一枚は手元に持っておきます。利用後、出ていく際にその2つを提示し、本当に自分の自転車であることを示さなくてはなりません。ただ結構前に行ったきりなので、もしかしたら使用方法が変わっているかもしれません。その際はご了承ください。このような駐輪場は時間単位で使用料を請求されます。(げげ~っ!)黄色の印は日本でも時々見かけますが、サドルの下の部分を固定しカギをかけることができる駐輪方法です。ですがこれを利用するにはアイントホーヘン市民が持っている市民カードか、特別に利用会員カードを持っていないと利用できないことになっています。おそらくそのカードに記載されている番号でカギがかかるようになっているんだと思います。何かちょっとケチくさいですね、全く!ですがこの方法の駐輪場所は屋外となっていますので、旅行者の方で、自転車をレンタルされている方や、短期滞在の方には普通に緑の印の無料駐輪場をご利用された方が簡単だと思います。

ちなみに、駐輪場では自転車限定で、スクーターやバイク、モペットは駐輪できませんのでご注意ください!

それでは自転車大国オランダを自転車で移動し、ゆっくり楽しんでみてくださいね!

18 septemberplein(上記の駐輪場)

アイントホーヘン駅を市内側(バス停留所ではない方)に出て、向かって右側に歩いていき、横断歩道を渡った目の前。

ma t/m za (月曜日から土曜日まで)08:00~23:30

zondag (日曜日)11:00~23:30

※市内でイベントが行われる際は利用時間が変わる可能性あり。その際は駐輪場入り口にて掲示。

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