鼻水なんかに負けるな、オランダでの花粉症撃退方法!
オランダもだんだんと暖かくなってきました。寒くて暗い冬ももう終わりです!!!やっほ~!と叫んだところであちらこちらからクシャミや鼻をかむ音が聞こえてきます。
はい、やってきました、花粉症の時期!!今年は日本でも結構激しいのよ~と何週間か前に電話で話した我が母が言っておりました。彼女自身も花粉症なので、鼻がつまってしまって寝起きのような声で一生懸命話しておりました(笑)。
オランダでも花粉症は人々を苦しめます。風邪なのか、花粉症なのか分からないという人が多いのですが、天気がいい時に症状が悪化し、雨が降る日だと気分が良くなるというのは花粉症と判断する一番分かりやすい判断基準。また薬局(Apotheek アポテーク)に行くとこのような、花粉症なのか、それとも風邪なのかを見分けるポイントが記載されているチラシが置かれています。
またそのチラシにはこのようにPollenkalender(ポルンカレンダー)と言って、どの時期(何月)にどの植物の花粉が飛び出すという情報が示されており、ご自分がどの花粉にアレルギー反応を示すかということが分かり、予防に努めること(心の準備)ができるようになっております。
ちなみにこのカレンダーによると、4月に盛んになる花粉はポプラ、ハンノキ、柳、樺の木など。また5月はそれに追加されてオーク、モミの木 、栗の木、芝生などです。よってこれらの花粉に敏感な方はこの時期のオランダ旅行は鼻水旅行になるかもしれません!しかしそれはもともと花粉症気味の方だけでありません。私は日本では全く問題なかったのにオランダに来てから時々鼻がムズムズするようになりました。私の周りでも、オランダに来る前は何ともなかったのにここに来てから花粉症になったという友達がたくさんいます。またこの時期になると子供達ものどを痛がったり、風邪なのか、花粉症なのかよく分からない体の不調を訴えることが多くなります。恐ろしや、オランダの花粉の威力!ただ全く影響もない人ももちろんたくさんいますのでご心配なく。
ただ、日本の様にマスクをつけた状態で道を歩いていると必ず変に思われますのであまりお勧めしません。<こいつは重病人なのか、それとも・・・>と引きつった顔で見つめられる可能性大です!
ちなみに2年ほど前に花粉症の症状が現れた息子にマスクをかけさせて学校に行かせました。あの時見た担任の先生のぎょっとした顔と息子に対する憐みの顔が忘れられません(笑)。終業後、迎えに行った私に先生が一言、<息をするのがとてもきつそうだったのでマスクを外させました。いいでしょ?>
こちらではサングラスなどをかけて花粉が目に入るのを防ぐという人は多く見かけますが、マスクはアスベスト除去業者など、特別な業務をする人しか利用しないのできっと変に思われます。ただし、鼻をかむことは汚いという意識は全くないので、どんどんかんでいただいて結構です。逆に鼻をかまずに、中に吸い戻しているとそちらの方が嫌がられます!<きったね~な、こいつっ!>みたいな!
また薬局にはこのような花粉症に効くお薬も用意されています。
これは花粉症に対応した目薬。
<Hooikoorts>というのは<花粉症>という意味。よって<Hooikoorts Oordruppels>というのが<花粉症用目薬>という意味です。この他に花粉症のアレルギー反応を抑えてくれるこの飲み薬。
私の息子が花粉症の症状がすごく出ていてとてもきつそうだった時にこの薬を飲ませたところ、2日くらいで症状がかなり治まりました。ひと箱に5つくらい錠剤が入っているのですが、購入する際はひと箱で十分だと思います。よほどの症状でない限り5つで十分です。またこれは薬局で購入できるのですが、薬局のアドバイスとして、必ず医者に本当に花粉症であるのかどうかという判断を仰いでほしいということでした。(特に子供さんに利用される場合。)
また鼻水対応の鼻スプレーも購入可能ですが、ほとんどが風邪対応です。ただ、バセリンなどのクリームを鼻の内側の粘膜に塗って出かけるとよいという情報も聞きました。
ただ日本と比べると花粉症の人は圧倒的に少なく、また3,4,5月はまだ雨がよく降ったり曇りの日が多い時期なのであまり心配なさらず、ご旅行を楽しんでくださいね!(ティッシュは必需品。)だって、この時期はオランダならではのチューリップの時期でもあるので!!
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