今どきホントにありがた～いニュース → ドイツ鉄道値下げ

ドイツで鉄道の旅を楽しみたいけれど、ユーレイル・パスやジャーマンレイル・パスを購入しても、モトが取れそうもないし・・・という方に耳寄り情報。「ドイツ鉄道」が、2002年12月15日より新料金システムを導入することになりました。新料金って・・・また値上げ？イヤイヤ、今回は上がるばかりでもないようです。この新システムを賢く利用すれば、お財布にイイこと間違いなし。節約した分で、もう一ランク上のホテルに泊まりましょ！それでは、新料金システムの概要を、起・承・転・結でご紹介します。起：最大のメリットは昨今流行の「前売り割引」。乗車券を、乗車する前日に購入するだけで、当日購入に比して10％オフになるという大ニュース。さらに、3日前に購入すれば25％、7日前なら何と40％もお得！但し、25％と40％割引を受けるには、往復乗車券を購入することが条件。つまり、購入時に、往復分の乗車日と列車番号が確定していることが大前提となります。さらに、40％オフの対象となるのは、「週末（土～日にかけての夜）をはさんだ往復であること」という条件も加わります。なお、座席指定には別途料金が発生しますのでご注意を。前売り乗車券の販売数には限りがありますので、旅程が確定したら即購入！が得策です。承：複数の旅行者が同じ列車を利用する場合、１人目は全額支払うものの、２人目～４人目までは、１人目の「半額」で済んでしまうんです。４人の続柄は不問で、家族でも友人同志でも、昨晩ユースで知り合った旅仲間でもＯＫ。転：さらに注目すべきは、上記に挙げた割引を組み合わせて使えるということ。複数の割引を併用することはできません、なんてケチなことは申しません。但し、格安航空券同様、この割引チケットの購入後の変更・キャンセルは出来ませんのでお気を付け下さい。結：新料金システムに切り替わるのは2002年12月15日ですが、前売り乗車券は11月1日より販売開始されます。秋の夜長、月明かりに照らされながら、ドイツ鉄道のＨＰとにらめっこする価値がありそうです。www.bahn.de（ドイツ語のみ）おまけ：ドイツ鉄道発行の「バーンカード」という旅客サービスカード所持者なら、上記の割引に加えて、乗車券がさらに25％オフになるという特典あり。カードは一年間有効で、二等車用が60ユーロ、一等車用150ユーロ。購入時に顔写真と身分証明書が必要です。特典は即日から利用できますが、カード自体は後日自宅へ郵送されてくる仕組み。欧州在住で、ドイツ鉄道を頻繁にご利用の方にはおススメです。

バーンカードってこんなカードです。