ドイツ版 甘酒 ー 「グリューワイン」

公開日 : 2002年11月30日
最終更新 :
筆者 : 柴山 香

老若男女国籍問わず、心ワクワク胸踊るクリスマス・マーケットが、各地で続々オープンしています。これから聖夜前日までの毎日、一般の商店が一斉にクローズしてしまって寂しい週末も休まずに、赤や緑や金色のイルミネーションのもと、甘~い焼き菓子の香りが屋台から屋台へと漂い、子供たちの歓声をのせたメリーゴーランドが回り続けます。クリスマス・マーケットは、大都市では10時ごろ、中小都市でも正午過ぎにはオープンしますが、メルヘンチックなイルミネーションが引き立つのは、何と言っても日没後。気温がぐっと下がってしまうので外出がおっくうになりがちですが、思い切って会場へ行ってしまえば、屋台の湯気や人々の活気で寒さなんて忘れてしまいます。さて、そのクリスマス・マーケットで忘れてはならないのが「グリューワイン」。「グリューエン」という単語(「焼けて赤く光る」、「野心に燃える」、「人を熱烈に愛する!」)の意味の通り、フーフーしながら飲む、香辛料たっぷりの赤ワインで、氷点下の初詣でで冷え切った体を温めてくれる甘酒のような存在。グリューワインは、夕暮れのクリスマス・マーケット会場でグビっと立ち飲みするのが正しい飲み方ですが、今の時期なら、カフェやレストランでもメニューに載っていますし、スーパーの店頭にはボトル入り(右の写真)が並んでおり、安価で手軽に入手できます。また、グリューワイン専用の素材セット(砂糖、レモン、丁香、シナモンなどの秘薬のミックス)も販売されていますので、好みの赤ワインに溶かして、半自家製を楽しむこともできます。このワイン、糖度が高くて飲みやすいですが、あくまでアルコールですので、翌日の観光に差し支えないよう、ほどほどに。追記:クリスマス・マーケットの開催期間と開催時間は、都市によってかなり異なりますので、地元観光局などで事前にご確認下さい。

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ちょっと寂しいけど、ボトルで仕入れて宿でちびちびやるのも、時にはいいかも・・・。

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