春 ー ダイエットと窓そうじの季節

長～い長～い冬もようやく息切れしてきたと見え、ここ数週間は三寒四温ならぬ五寒二温くらいのゆっくりしたペースながら、春風を体感できるようになってきた。さて、待ちに待った春を迎えるこの時期、ドイツ人に課せられた課題がふたつ。ひとつは、数ヶ月に及んだ冬の間にたっぷり蓄積され、ぶ厚いコートの下に隠し通してきた脂肪の除去。そしてもうひとつは、日照時間が長くなってきたために、にわかに目立つようになってきた、窓ガラスの汚れを除去することである。脂肪除去の方は、各人それぞれ、さらに、付着した部位によっても除去方法が異なると思われるので、ここではあえて触れずにおくとして、窓ガラス掃除用には、ドイツ人の知恵と経験を凝縮した 優れた窓拭きグッズが揃っていることは、案外知られていないのではないか。何せ北国ドイツの長～い冬の間、毎日朝から晩まで雨や雪や風にさらされて汚れきった窓ガラスを、一回の大掃除で一点の曇りもなくピッカピカに磨き上げるのだから、窓拭きグッズの性能には信頼がおける。水滴をみじんも残さない特殊構造ゾウキンはもちろん、内部に窓拭き液剤を注入し、磨く時にその液体がまんべんなくしみ出てくる仕組みのスポンジや、キュッキュッ！と 実に心地よい音をたてる、窓拭きの総仕上げに欠かせない皮製のゾウキンなど、汚れの度合い、窓の位置や大小に合わせた掃除グッズがずらりと勢揃いしている。わざわざデパートに足を運ばなくても、スーパーやドラッグストアの掃除用品コーナーにもアレコレ並んでいるので、観光途中に入手するのも簡単。目先の変わった日本へのお土産としても、オリジナリティーに溢れているのではないかと思う（但し、贈る相手を間違えると嫌味になる恐れもあるので、くれぐれも注意）。さて、ドイツ生まれの窓拭き製品で「家の顔」とも言える窓をピッカピカに磨き上げた後は・・・残る課題は脂肪除去。何か良い対策をご存じの方、ぜひご教示願います。

窓拭きしながらは～るよ 来い♪