満月の夜、乾杯は「満月ビール」で

公開日 : 2003年09月10日
最終更新 :
筆者 : 柴山 香

「満月」に何やら神秘的な力を感じるのは、ドイツ人も同じこと。そのドイツには、毎月一度だけ訪れる満月の日にのみ醸造される「満月ビール」なるものが存在します。ビール醸造マイスターは、満月の夜になると、地下醸造所への階段をこっそり降りて行って醸造作業に取り掛かり、翌朝日の出とともに再び地上への階段を昇ってくるのだそうです。何でも、満月のもたらす不思議な効力が、ビール醸造プロセスと発酵過程に特別なプラス作用をもたらすのだそうで、醸造後5~6週間以内に飲み切ってしまわないと、その効用が失われてしまうとか・・・。もともと、満月ビール誕生の地は、お隣りスイスのAppenzellという、古代伝説や神話で有名な町。ドイツ国内では、南ドイツにある数カ所のビール会社で醸造されている他は、全国的にはまだまだ知られておらず、ビール通のみぞ知るビールと言えるかもしれません。半月の夜でも三日月の夜にでも、満月ビールの神秘的な魅力を、ぜひ一度お試しあれ・・・。登録商標「満月ビール」の主な醸造所は以下の通りです。(サイトはいずれもドイツ語のみ):www.schussenrieder.de(ボーデン湖方面に位置。1994年にオープンした、世界でたったひとつのビールジョッキ博物館に、1,000以上の新旧ジョッキが勢揃い。直営ビアホールも有り)www.schussenrieder.de(白鳥城で有名なアルゴイ方面に位置。満月の日にはビアパーティも開催される)www.schussenrieder.de(ニュルンベルクとバイロイトの間に位置)www.schussenrieder.de(黒い森地方に位置)

2071.jpg

輝く満月にウォーンと吠える狼の哀愁漂うラベルは、Wolfshoeher社の満月ビールのもの。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。