毎週衣替えする店 ー Tschibo

公開日 : 2003年10月29日
最終更新 :
筆者 : 柴山 香

全国津々浦々にチェーン展開するTschibo(チボー)は、そもそも自社ブランドのコーヒー豆を販売する専門店。コーヒー豆だけでなく、焼き立てのマフィンやクロワサンもレジ横のショーケースに並んでいて、香り高いコーヒーとともに店内で一服できることもあり、コーヒー好きのドイツ人で賑わっている店だ。コーヒー豆の小売りという本業の他に、このチェーン店には実はもうひとつの顔がある。店内の商品棚にぎっしり並んだ「今週の必需品コーナー」がそれである。このコーナーでは、特定のテーマに合わせた約30点ほどの製品が、週替わりで販売されている。例えば木枯らしの季節になると、『子供は風の子』というテーマのもとに、子供用のウインドブレーカーやマフラー、タイツが並び、また、初雪のニュースが舞い込む時期になると、『さあ冬眠しよう!』と題して、アンゴラの保温下着やフリース製ホームウエア、はたまた暖炉までが店内に並ぶ。今すぐ手に入れたい製品が、お手頃価格で、わずか一週間のみ販売され、しかも店舗毎の販売数も限定されているというだけあって、「今日買わなければ売り切れてしまう」と、ついつい衝動買いするユーザーが多いとか。なるほど確かに、「今あると便利そうだなあ」と、「必需品コーナー」の製品を見て初めて気付かされることもあるし、毎週毎週製品がごっそり入れ替わるので、近所を通りかかると「今週は何だろう?」と、無意識に店に足が向いてしまう消費者も多いはずだ。「今だけ売れるモノを今だけ売る」を実践するTschibo。ドイツ人が今すぐ欲しい「今週の必需品」とは何ぞや?を知るためにも、コーヒー一杯を飲みがてら、ふらりと立ち寄ってみてはいかが?

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青地に鮮やかな黄色のロゴがTschiboのお店の目印です。

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