一生モノの、琥珀の逸品 ー ファーバーカステル社

公開日 : 2004年04月21日
最終更新 :
筆者 : 柴山 香

ドイツ最高級筆記具の代名詞とも言えるFabercastell社(ファーバーカステル)の創業は1761年。家具製作職人だったKasper Faberが、自ら創った鉛筆をニュルンベルクの青空市場で販売したのが最初の小さな一歩で、現在の社主は8代目。今や、ドイツ国民の10人中9人が「名前を知っている」というFabercastell社が、2004年の「ペン・オブ・ザ・イヤー」として製作したのが「琥珀の万年筆」です。サンクト・ペテルスブルク郊外エカテリーナ宮殿にある「琥珀の部屋」の修復に携わった工芸職人が、この万年筆の製作を手がけたというから、筆記具というよりは美術工芸品。古代ローマ人に「神の涙」と呼ばれた琥珀のほかにプラチナも使い、一本一本に個別ナンバーも刻まれている丁寧さ。自然界で、何万年という気が遠くなるような月日をかけて出来上あがる天然素材の琥珀は、時に深い落葉色に、時に乳白色の輝きを放ち、今手にしている一本は、これまでも、これから先も、広い世界にたった一本しかない逸品です。さらに、「琥珀の万年筆」に先立ち、すでに2001年に同社創業240年を記念して全世界で99本のみ限定出荷されたのが、「パーフェクト・ペンシル」。こちらは、3つのダイヤをあしらい、創業年数にちなんで樹齢240年!のオリーブの木で作られた鉛筆兼万年筆で、一本9000ユーロという、これまた超高級品。「琥珀の万年筆」も「パーフェクト・ペンシル」も、初任給に夏のボーナスも併せないととても手が届きそうもないけれど、同期入社のライバルに差をつける小道具としてはもってこい、いや、もったいない・・・かな?www.faber-castell.com(英語)

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筆記具としてのみならず、代々の家宝としても末永くご愛用いただけます。

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