速度は芸術か? ー 「モダン・ピナコテーク美術館」

公開日 : 2004年06月18日
最終更新 :
筆者 : 柴山 香

20世紀~現代までのモダン・アートの粋を集めた世界最大規模のコレクションであるミュンヘンの「モダン・ピナコテーク美術館」で、今年のハイライトともなる期間限定特別展示がスタートする。展示のタイトルは「神話=アウトモビリ・ランボルギーニ」。同美術館での特別展示のタイトルとして今後も続々登場する「神話」シリーズの第一弾として、お隣りイタリアから、世界に君臨する最高級車メーカーがお目見えする。意外なことに、前身がトラクター専門メーカーだったというランボルギーニ社。日本でも有名なスーパーカー「ミウラ」、「エスパーダー」、「カウンタック」から、最新のロードスター「ムルシエラゴ」までが一挙に展示されるが、ピッカピカに磨かれたボディーと価格に溜息をつくだけのショールーム的展示とは違い、車をあくまでデザインの産物としてとらえており、一枚のデザイン画に始まり、それが石膏モデルを経て一台の車として完成するまでの、ひとつひとつのプロセス検証に重点が置かれている。現代アート、デザイン、建築、グラフィックの4部門に分かれている「モダン・ピナコテーク美術館」では、各展示を巡るガイドツアーが毎週開催されている他、毎週日曜日は入館無料という嬉しい配慮も。隣接する「アルテ・ピナコテーク(古典絵画)」、「ノイエ・ピナコテーク(近代絵画)」との共通入場券も販売されているので、たっぷり時間をとって、車とアートの深い深い関係を探ってみよう。特別展示「神話=アウトモビリ・ランボルギーニ」は6月25日~7月18日までの期間限定。ピナコテーク美術館への行き方、開館時間などの詳細はwww.pinakothek.de(英語、ドイツ語)

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工業生産品としてではなく、純粋な芸術作品として眺めてみると・・・。

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