大海原に向かって、ホールインワン! ー 「ヘルゴラント島」

公開日 : 2004年07月02日
最終更新 :
筆者 : 柴山 香

四方八方を緑のネットで囲まれた狭苦しいゴルフ練習場で、解消しに来たはずのストレスがさらに溜まってしまって参っている方へ。どこまでも、どこまでも、ゴルフボールが本当に引力でポトリと落ちるまで飛んで行く、世にも珍しい「打ちっぱなし」をご紹介します。場所は森の国ドイツにふさわしく(?)、北海にポッカリ浮かぶヘルゴラント島。面積わずか1km²、住民1650人というこの小島は、ドイツ本土から約70kmの沖にあり、シーズン中はバカンス客でにぎわう楽園とも呼べる場所。1999年春にこの島に新規オープンした、スター建築家設計によるデザイナーズホテル「atoll  Helgoland」が、このほど新たなアトラクションとして考案したのが「波打ち際の打ちっぱなし」です。ご想像通り、大海原に向かって思いーっ切りクラブを振れるという、本物のゴルフ場よりもはるかに大自然に囲まれたゴルフ練習場なのです。「そんなことしちゃって、ボールの後始末はどうするの?」・・・どうかご心配なく。環境大国のドイツですから、「ボールは打ちっぱなしの使い捨て」なんてこと、有り得ません。特殊加工を施したゴルフボ-ルは水に浮く構造になっており、後々ひとつ残らず回収されるシステムになっています。(余談ですが、このボール、池ポチャ得意のあの方へのドイツ土産に最適では?)ちなみに、練習場の沖には小島が浮かんでおり、その小島をグリーンに見立てて本格的に練習することも出来る上、プロからの個人指導を受けることも可能ですので、未経験者も上級者も、個々のペースでプレーが出来る嬉しい配慮です。「波打ち際の打ちっぱなし」に関するお問い合せ:www.atoll.de(ドイツ語)ヘルゴラント島の観光情報:www.helgoland.de(英語・ドイツ語)

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へぇー、これがドイツ??海岸に47mの高さにそびえる赤色砂岩はヘルゴラント島のシンボル。「Lange Anna」(背い高のっぽのアンナ)の愛称で親しまれています。でも、実は潮風と海水にさらされて、徐々にやせ細る運命に・・・。「アンナを守る会」も結成されているほどなんです。

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