冷凍寿司

公開日 : 2005年10月05日
最終更新 :
筆者 : 柴山 香

かねがね噂は耳にしていた「冷凍寿司」の存在。ニッポン人としてそんなモノいそいそと買うわけにはいかんワイ!と意地を張っていたものの、「案外イケる」という自称グルメの友人のコメントに惑わされ、ついに手を出してしまった。真っ黒な外箱に赤や黄色の派手な文字。イラストは、寺院や、炎を噴くドラゴン。アジア系食品というと、大抵このパターンである。ドイツ人が抱くアジア的なるイメージなのだろう。さて次に、箱の中身だが、「Nigiris」が4個に「Makis」が6個の計10個入り。醤油の他にわさび、ガリまでついていてなかなか親切。「Nigiris」には鮭、エビ、すり身(かにカマ)が、「Makis」の方にはすり身、イカ、マグロ、エビが使われていた。すり身とエビの登場回数が多いのは比較的安価だからであろう。箱の裏側に「食べ方」の説明がある。電子レンジで1分間温めるか、または室温で3~4時間解凍すること、とある。米の質に悪影響を与えるため、冷蔵庫で解凍してはいけないとも記してある。さらに、解凍後は3時間以内に全て食べきることという注意書きもある。なかなか厳しい掟である。自然に気持ちが厳粛になってくる。最後に、肝心のお味の方は?と言うと、私は美食家でも何でもないので、もっともらしいコメントは出来ないが、冷凍食品としては期待以上の味で、お米もまずまず粘りがあったものの、寿司飯の味にはやはりほど遠い。さらに、マグロとイカは、外箱の説明を読むまで、それが一体何物なのかわからなかった。じゃ、鮭とスリ身とエビは食べてすぐにわかったのかというと、単にその形状と色で即座に識別できただけの話である。そうそう、一番美味しかったのは、ガリだった(苦笑)。ドイツ旅行中、どうしてもにぎり寿司が食べたい!でも、和食レストランの敷居は高すぎるし・・・という方、スーパーの冷食コーナーで救いの神と出会えるかも。

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