「そして、最後にドイツ人が勝つんだ。」
「サッカーというのは単純な競技さ。22人の男たちが、90分間、ボールの後を追いかけ回す。そして、最後にドイツ人が勝つんだ。」
時を少々さかのぼって1990年、イタリアで開催されたサッカーW杯の準決勝。1対1の激戦の末、PKで西ドイツに屈したイギリスのエースストライカーだった、ゲリー・リネカーの敗者の弁だ。
それより4年前の1986年メキシコ大会で得点王に輝いたゲリー・リネカーは、「ミスター・イングランド」とも讃えられた天才ストライカー。イエローカード(レッドカード)を一枚も受けたことがない英国紳士でもあった彼は、やがて欧州でのキャリアに終止符を打った後に来日し、名古屋グランパスでプレイを続けたので、日本にもファンが多いのではないかと思う(もっとも、名古屋在籍中は度重なる怪我に悩まされ、有終の美を飾ることは出来なかったようだが)。
冒頭に記したリネカーの、(ドイツファンにとっての)名言が生まれた1990年W杯の決勝では、イングランドを破って勢いづいた西ドイツが、マラドーナを核とするアルゼンチンを1−0で下し、メキシコ大会から数えて4年越しの雪辱を果たした。
いよいよ今夜に迫った準々決勝で、ドイツとアルゼンチンが再び激突する。あのリネカーの敗者の弁を、今度はアルゼンチン選手の口から聞けるだろうか?
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