ピッカピカの一年生のランドセル

公開日 : 2007年02月26日
最終更新 :
筆者 : 柴山 香
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ドイツの新学年は毎年9月スタートなので、今年の新入学シーズンまでにはあと半年もあるのですが、ランドセルの2007年新発売モデルはすでに店頭に並び始めています.... というのも、毎年春の復活祭(今年の復活祭は4月初旬)のプレゼントとして、その年の9月に新入学する孫へランドセルを贈るというおじいちゃん・おばあちゃんが案外多いからなのです。(もっとも、おじいちゃん・おばあちゃんは出資するだけで、実際にランドセルを購入するのは孫と両親、というパターンが主流みたいですけど・苦笑)

そんなわけで、デパートや文房具店では、ランドセルを品定めする親子の姿がちらほら目につくようになりました。ところで、ランドセルと言えば、肩にくい込むほど重〜い革製だったのはふた昔(もっと?)前のことで、近年では小型軽量化が進み、デザインも年々カラフルになっているのは日本もドイツも同じ現象。ただし、無地が主流の日本に対して、デザインが(ド)派手なのがドイツのランドセルの特徴です。F1レーシングカー、妖精、消防自動車、イルカ(←なぜか女の子に人気のモチーフ)、恐竜(本日の画像)、騎士(←ヨーロッパらしいでしょ?)、プリンセス、白馬 などなど、どのモチーフも大柄で、しかも原色や蛍光色をじゃんじゃん使った、日本のランドセルにはあり得ない派手さ。新一年生が好きそうな楽しいデザインにしてあることももちろんですが、「これさえ背負って歩いていれば、ドライバーからうっかり見落とされる心配はない」という、通学路の安全性を重視するドイツらしいコンセプトも窺えます。

さて、気になるお値段ですが、今年新発売のモデルで100ユーロ(1ユーロ=158円換算で15,800円)前後。昨シーズンのものなら、その半額ほどで手に入ります。ランドセルと同じデザインの体操着袋、筆入れ、ポシェット、お財布、傘などをセットで買いそろえるこだわり派もいますが、せっかく自分で選んだ消防自動車柄のランドセルなのに、3年生、4年生と進級するにつれ、「こんな子供っぽい柄のランドセルや傘を持つのはイヤ!」というハメになることもあるようで、デザイン入りというのも一長一短みたいですネ.....。

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