メード・イン・ジャーマニーの、日本の包丁

公開日 : 2007年07月31日
最終更新 :
筆者 : 柴山 香
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そんなわけで、もはや珍しくなくなった、スーパーの「アジア食品セール」の広告をパラパラ眺めていたら、「SANTOKU-MESSER」という単語が目に入いった(本日の画像)。「サ・ン・ト・ク」って読める....ってことは、これ、日本語じゃない。MESSERはナイフ・包丁の意味だから、「サントク包丁」。サ・ン・ト・ク・? あ〜、それって、もしかして「三徳包丁」のこと?(漢字で「三徳」と書いてもらえればすぐピ〜ンとくるのだけれど、ローマ字になっていると、それを正しい日本語に置き換えてから意味を把握するまでに、多少時間を要する)。

さて、その広告の品の「三徳包丁」、名称が日本語なのだから、やっぱりメード・イン・ジャパン!.....のはずはなく、ゾーリンゲン産だと書いてある。ま、さすがに日本製ではないものの、ご存知、刃物の本場ゾーリンゲン生まれ。近年ではお目に掛かることが少なくなった「メード・イン・ジャーマニー」と知り、広告を目の前に、わずかな感動さえ覚えた。

..... 気を取り直して三徳包丁の広告を読み進めると、「最高級の日本製ダマスク鋼を用いた三徳包丁は、片面それぞれ32層の鋼からなる錆び知らず。サンドイッチ構造により、その切れ味も抜群。刃を研ぐことにより、その都度浮かび上がる独特の年輪模様が、最高級品質の証。肉、魚、野菜、どの素材にも最適で、アジア料理に実力を発揮....」などなど、宣伝文句が並んでいる。

これぞまさしく日本とドイツの包丁コラボ?

なんだか欲しくなってきちゃった。ゾーリンゲン生まれのSANTOKU包丁。

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