70億円当選したら?全額寄附するさ!
「猫も杓子も」という喩えがまさにピッタリくる、今週のドイツ。
宝くじの1等賞金が、4千3百万ユーロ(日本円換算でおよそ70億円)という、一体いくつゼロがつくのか、とっさには答えられない金額にまで膨れ上がり、全国各地の宝くじ売り場は前代未聞の盛況ぶり。売り場前には行列ができ、くじ購入用紙が不足する販売所まで出る始末。
万が一、いや、百万が一にでも当選してしまったら、これから先の人生が、天にも昇る幸福に包まれるか、或いは全く逆のパターンに陥るか、かなり危険な金額...。宝くじ関連記事を検索していたところ、ドイツの一般市民が、70億円でどんな夢を実現したいのかを垣間見られるアンケートを発見。「自分(さらに親族、親友)の借金を全額返済する」、「家とスポーツ車を買って、世界旅行をする」、「まずは全額貯金する」などのオーソドックスな答えのほかにも、いろいろユニークなアイデアがありました。
「当選金を全額10ユーロ紙幣に換金し、その紙幣を自宅の壁に張りめぐらして、必要に応じて剥がしなら使う」
「賞金が振り込まれたのを確認次第、さっさとドイツを後にして、一生戻らない」
「当選した翌日、ミハエル・シューマッハに近所あいさつに行く(F1レーサー、シューマッハの豪邸の隣に引っ越すから)」
「Allianz Arena(サッカーのバイエルン・ミュンヘン他の本拠地)のVIPラウンジを買い占める」
「情けないTSV1860(サッカーチーム)に、スター選手を買ってプレゼントしてやる」
う〜ん、スター選手を移籍させるには、70億円じゃ足りないかも....?さらに、こんな回答もありました:
「自分が勤務する会社を買い占め、今の上司を雇って時給5ユーロで働かせる」
「もらった賞金額を、投資で見事に2倍にしてみせる!」
「まずは鉛製の靴を買う(浮かれないように!)」
「決して他言せず、たまには贅沢しならがも、今まで通りの質素な生活を続ける」
「余りに多額すぎて、自分の手に負えない。必要最低額だけ自分でもらい、残りは全てユニセフに寄附する」
「とりあえず、いつものビールを1ダース買ってきてから、TVの前でゆっくり考える」....まずはビールで頭を冷やす。これが一番堅実かもしれませんね。
オマケ:
で、見事にこの1等賞に当選できる可能性ですが、
(1)甲子園球場の上空を旋回する小鳥がピュン!と落としたフンが、グラウンドのどこかに置いてあるビール瓶の細い口から、偶然、瓶の中にポトン!と落ちる....くらいの確率。または、
(2)毎週毎週欠かさず宝くじを買い続けた人物が、20万年後(!)には当選できるくらいの確率....なのだそうです。
画像:今朝撮影したばかりの、宝くじ売り場前の1等賞金額表示板。私が撮影するわずかな間も、この表示板前で足を止めない市民は、さすがに少なかったですよ〜(笑)
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