ドイツのジャズ界より〜 ティル・ブレナー
生まれたのは音楽一家だったというから、9歳でトランペットを始めたというのも、ごく自然な成り行きだったのだろう。
1970年生まれのティル・ブレナーが少年時代にのめり込んだのは、クラシック・トランペット。数々の音楽コンクールの舞台でそのセンスを認められた彼は、やがて、生まれ故郷のボン音楽大学に進学するとジャズ・トランペットを専攻。ジャンルを越えたトランぺッターとして音楽街道をひた走ることになる。
1998年には待望のデビューアルバム「LOVE」を発表、2002年には、当時のラウ大統領(ドイツ)訪日に合わせて、来日コンサートも開催した。
最近の活躍の中では、ドイツのグラミー賞にも例えられる「ECHO(エコー)音楽賞」のジャズ部門で、2007年、2008年と連続して金賞を受賞。さらには、2008年の”本場の”グラミー賞では、「Best classical crossover album部門」にノミネートされるなど、「ドイツ生まれのジャズが世界に通用することを国内外にアピールした、最初のアーティスト」という名誉な肩書きもひとつ増えた。
国内外で数々のコンサート活動を行う傍ら、「Talkin’ Jazz」と銘打った、ジャズトーク&ミュージックショーを、ボンのアートホールで定期開催。音楽家、エンターテナーらを毎回ゲストに招き、観客とのスキンシップを楽しんでいる。また、社会問題にもたいへん関心の高いブレナーは、チャリティーオークションポータルのStargebotを積極支援するなど、慈善事業にも尽力している。
そんなブレナーをライブ体験できるのが、来たる6月13日のライプチヒ。クラシック音楽にも造詣が深いブレナーが、偉大なるバッハに敬意を表し、2008年バッハ・フェステイバルのオープニングイベントの一環として、野外ステージに立つ(驚くことに、入場無料!)。ブレナー流のバッハを聴きたいファンは、ぜひ。
おまけ:
最後に、昨年暮れ発表のアルバムより、ホワイト・クリスマス(ちょっと季節外れですが 笑)を。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。