ドイツのジャズ界より〜 ティル・ブレナー

公開日 : 2008年04月24日
最終更新 :
筆者 : 柴山 香

生まれたのは音楽一家だったというから、9歳でトランペットを始めたというのも、ごく自然な成り行きだったのだろう。

1970年生まれのティル・ブレナーが少年時代にのめり込んだのは、クラシック・トランペット。数々の音楽コンクールの舞台でそのセンスを認められた彼は、やがて、生まれ故郷のボン音楽大学に進学するとジャズ・トランペットを専攻。ジャンルを越えたトランぺッターとして音楽街道をひた走ることになる。

1998年には待望のデビューアルバム「LOVE」を発表、2002年には、当時のラウ大統領(ドイツ)訪日に合わせて、来日コンサートも開催した。

最近の活躍の中では、ドイツのグラミー賞にも例えられる「ECHO(エコー)音楽賞」のジャズ部門で、2007年、2008年と連続して金賞を受賞。さらには、2008年の”本場の”グラミー賞では、「Best classical crossover album部門」にノミネートされるなど、「ドイツ生まれのジャズが世界に通用することを国内外にアピールした、最初のアーティスト」という名誉な肩書きもひとつ増えた。

国内外で数々のコンサート活動を行う傍ら、「Talkin’ Jazz」と銘打った、ジャズトーク&ミュージックショーを、ボンのアートホールで定期開催。音楽家、エンターテナーらを毎回ゲストに招き、観客とのスキンシップを楽しんでいる。また、社会問題にもたいへん関心の高いブレナーは、チャリティーオークションポータルのStargebotを積極支援するなど、慈善事業にも尽力している。

そんなブレナーをライブ体験できるのが、来たる6月13日のライプチヒ。クラシック音楽にも造詣が深いブレナーが、偉大なるバッハに敬意を表し、2008年バッハ・フェステイバルのオープニングイベントの一環として、野外ステージに立つ(驚くことに、入場無料!)。ブレナー流のバッハを聴きたいファンは、ぜひ。

おまけ:

最後に、昨年暮れ発表のアルバムより、ホワイト・クリスマス(ちょっと季節外れですが 笑)を。

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