世界最古とドイツ最古を味わう 〜 レーゲンスブルクにて

公開日 : 2008年05月08日
最終更新 :
筆者 : 柴山 香

ユネスコ世界遺産にも登録されている、ドナウ川畔の古都レーゲンスブルク。第二次大戦の被害をほとんど被らなかったこの町は、町全体が「中世博物館」とも比喩されるほど、古きよき町並みが現存していることでも有名だ。

そんなレーゲンスブルクの生き証人とも呼べるのが、本日ご紹介する2カ所のお店。

ドナウ川に架かる12世紀建造の「石橋」のたもとに寄り添い建つのが、Historische Wurstkueche(ヒストーリッシェ・ヴルストキュッへ)という、世界最古のソーセージ料理店。店名が「歴史に残るソーセージ料理店」という邦訳になる通り、その創業の歴史は古く、石橋が建造された12世紀前半、土木石作業員の軽食堂としてオープンしたのが始まり。当時は「軽食堂クレーン」(=重工機の「クレーン」が語源)という店名だったのだそうだ。

郷土料理とドナウ川の絶景を目当てに訪れる観光客で賑わうこの店の名物は、ミニサイズの焼きソーセージ。本来、ニュルンベルク特産として有名なミニ焼きソーセージだが、ニュルンベルクのよりも、こっちの方がず〜っと美味しい!という声もあるほどの評判の高さ。注文は6本(6.90ユーロ)、8本(9.20ユーロ)、10本(11.50ユーロ)、12本(13.80ユーロ)から選べ、酢漬けキャベツ(ザウアークラウト)はもれなくついてくる(余談:計算していただくとおわかりの通り、6本入りも12本入りもソーセージの単価は変わりません。念のため 笑)。天気が良い日は、ドナウの風に吹かれるテラス席が人気。営業は毎日8〜19時。

さて、もうひとつのお店は、甘党におすすめのCafe Prinzess(カフェ・プリンツェス)。ドイツ最古のカフェとして1686年に創業。Thurn und Taxis公爵家(←インパクト強いですよ〜、このTOPページ)御用達の菓子店としても知られるこの店の名物は、自家製のプラリネ。「レーゲンスブルクの淑女」、「シャンパン・トリュフ」、「千一夜」、「ワンダフル・スマイル」など、凝ったネーミングの手作りプラリネは、外国からも通販注文が来るほどの人気の高さ。テイクアウト用の詰め合わせギフト製品(10〜50ユーロ程度)もあるほか、店内では1個単位でオーダーできるので、目前にそびえる市庁舎への眺めをバックに、いろいろな種類を味わってみたい。ランチタイムには軽食もとれる。営業は毎日9〜19時(日祝は10時〜)。

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