1億円稼ぐまでには、何年働きゃいいの?
「百万ユーロを稼ぐまでには、一体何年働けばいいのでしょうか?」
....こんなタイトルの、ぜひ読みたいような、でも、やっぱり知らない方がいいような(笑)新聞記事が目にとまりました。
「百万ユーロ」とは、円換算すると(目下の円安の影響で)およそ1億7千万円という、宝くじ的な数字にまで膨らんでしまいますが、生活感覚からするとほぼ「1億円」に相当する額。そこで本日は、思い切って「1億円稼ぐまでには....」というタイトルにしてみました。
それでは早速、夢の百万ユーロまでの長くて短い道のりを、職業別にリストアップしてみたいと思います。数字は、それぞれの平均月収と、百万ユーロ獲得までの勤労年数で、週あたりの労働時間は40時間(1日あたり8時間)と仮定しています。なお、数字はあくまで平均的なデータであり、学歴、職歴、地域によって格差がありますことをご承知おき下さい。
ドイツの主食を支える「パン屋さん」:平均月収1,400ユーロ、百万ユーロまで59年間
ライン渓谷のぶどう畑は観光名所「ワイン農家」:1,500ユーロ、55年
男性76才、女性82才がドイツの平均寿命「高齢者ケア員」:1,828ユーロ、46年
ドイツ郵便も民営化されました「郵便配達人」:1,900ユーロ、44年
夏はビアガーデンで地ビールを!「調理人」:1,900ユーロ、44年
時速300kmも!ドイツ自慢の新幹線ICE「鉄道機関士」:2,000ユーロ、42年
やはり白衣の天使「看護士」:2,000ユーロ、42年
緑深きドイツでは需要も多い「庭師」:2,000ユーロ、42年
ドイツ人も旅行マニアです「旅行会社社員」:2,100ユーロ、40年
夜な夜な残業...はしていないと思う「商社系事務職」:2,100ユーロ、40年
地球の歩き方編集部の皆様へ、ご参考まで「マスコミ・出版」:2,900ユーロ、28年
"レントゲン"はドイツの物理学者の名「医師」:3,900ユーロ、21年
ヨーロッパ中の言語を操る人材がモテる「役員秘書」:4,200ユーロ、20年
えっ?たったの13年....ですかい?「医師(管理職)」:6,200ユーロ、13年
「たったの13年で1億円って、そりゃ〜、ドイツで医者にならなきゃ!」と思われた方....ちょ〜っとお待ちを!
実は、上に挙げた「百万ユーロまでの勤務年数」は、「支出がゼロだった場合」のこと。つ・ま・り・、所得税も社会保障も天引きされず、住宅ローンや学資保険とも無縁で、日常の支出(食料品、学費、衣料....)さえ一切無い場合という、はっきり言って「あり得ない」シチュエーションが前提なのです(苦笑)
....「なぁ〜んだ!」とご安心頂けたところで、本日のブログはお開きに。
それでは、またまた次回まで!
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