夜会用のドレスをレンタルできるお店

公開日 : 2008年09月02日
最終更新 :
筆者 : 柴山 香
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夏休みもそろそろ終盤に近いドイツ各地では、2008〜2009年のコンサート(オペラ)・シーズンが幕を開けようとしています。人気プログラムのチケットは早々に売り切れてしまいますが、運良くチケットが手に入ったなら、ぜひおめかしして出掛けたい音楽会。

立ち見席などの安い席であれば、カジュアルな服装でも、周囲から白〜い目でみられることは無いものの、思いがけず一等席のチケットが確保できてしまった!なんて場合は、それなりにドレスアップが必要になってきます。.....といっても、ドレスやスーツなんて持って来ていないし、たった一夜限りの観劇のために、現地でわざわざドレス購入というのも....。そんな時に役に立ちそうなのが、衣装のレンタル・サービスです。

例えば、ゼンパーオペラ劇場ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団など、毎晩のように超一流の演奏が聴けるドレスデンにある、Dresdner Hoftheater社も、そんなレンタル会社のひとつ。もともと、中世のドレスデンを舞台とした宮廷劇上演をしている小劇団なのですが、役者さん用の豪華な衣装を、一般客にも貸し出し始めたのが、このサービスの始まりだとか。

レンタル向けの衣装はさまざまなカテゴリーに分けられていて、「夜会ドレス」はもちろん、「ルネッサンス風」、「バロック風」、「50年代風」などなど、好みと用途に応じて選べる仕組み。上記サイトTOPページのメニューの中から「Kleiderkammer」をクリックすると、画像入りのカテゴリー一覧が登場しますので、例えば"夜のお出かけ用ドレス"を捜したい際は、「Abendmode」(本日の画像)を選択すると、色とりどりのドレスが表示されます。(このサイト、アルファベットがいわゆる"ひげ文字"で表示されているので、やや判読し辛いかもしれません...)

レンタル料金ですが、仮に、金曜日の夜〜月曜日朝まで借りたとして、豪華ドレス一着がおよそ50ユーロ(=本日現在 8,000円程度)なので、購入するよりはぐ〜んとお得。衣装の倉庫がドレスデン市内から10kmほど離れた場所にあるため、衣装を選択・試着するために、そこまで行かねばならないのが、旅行者にとってはネックですが、そんな苦労も旅のいい想い出になるのではないでしょうか。

幸運にもチケットを確保出来て、さらに自分にピッタリ似合うドレスやタキシードも調達できた暁には、大腕を振って、いざオペラ劇場へ!

画像:Dresdner Hoftheater社より、快くご提供頂きました。

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