オープンカー天国へようこそ!〜シュタルンベルク

公開日 : 2010年05月30日
最終更新 :
筆者 : 柴山 香
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「女心」と「4月の天気」。これは、気紛れでコロコロ変わりやすいことの代名詞。ところが、4月どころか、5月も終わろうというのに、ここ数日のドイツは、たった1日のうちで、日傘も雨傘もどちらも大活躍するほどの、気紛れ大荒れ天気模様です。(もっとも、ここでの「日傘も.....」というのはあくまで「喩え」。なぜなら、日焼け大歓迎のドイツ人は、日傘など使うことはありませんので...)

つい先日のこと。突然の夕立ちがおさまるまでの雨宿りのつもりで飛び込んだ市立図書館で、偶然読んだ週刊誌の記事のタイトルが、「オープンカー天国・シュタルンベルク」。

ご存知ですか、この地名....?シュタルンベルクにピンときた方は、かなりのドイツ通のはず!

ディズニーランドにあるシンデレラ城のモデルになったことでも知られる、ノイシュヴァンシュタイン城(=白鳥城)を建造させた、バイエルン王のルードヴィヒ2世が、謎の水死を遂げた場所、それがシュタルンベルク湖でした。そして、この湖の北端に広がるのが、人口2万3000人のシュタルンベルクという町です。

さて、そのシュタルンベルクの「オープンカー天国ぶり」を裏付けるのが、「シュタルンベルクで登録されている自家用車1000台につき、オープンカーが80台」という数字で、この登録台数は、ドイツ全国平均の2倍にものぼるのだそうです。

上述の週刊誌記事を読み進めると、「オープンカーは、2台目、3台目のマイカーとして購入されることが多い。すなわち、シュタルンベルク界隈には、複数の車を所有できる、金銭的にゆとりのあるオーナーが多いという証。」と結んでありました。なるほど、なるほど。

全国的には、オープンカー人気が年々上昇中というドイツですが、そんなドイツよりも、さらにオープンカー大好き民族はイギリスだとか。逆に、いかにもオープンカーがぞろぞろ走っていそうなスペイン、イタリアなどでは、「屋根無し」は余り好まれず、統計的にはせいぜい1000台に1台程度の割合というのが意外でした。考えてみれば、ドイツのように、日照時間が比較的少ない地域でこそ、太陽の光を最大限に浴びられる「屋根無し車」が好まれるのかもしれませんね!

本日の画像:

純白のオープンカーに映える赤と黒の民族衣装は、黒い森地方独特のもの。

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