ドイツに渡ったガマの油

公開日 : 2011年01月06日
最終更新 :
筆者 : 柴山 香
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ドカ雪景色にうんざりのドイツより、寒中お見舞い申し上げます。

「人生初の◯△...」にチャレンジするにふさわしいのは卯年ということですので、ドイツ特派員ブログ初の試み「お蔵入りネタ紹介」で、新年のスタートを切ってみたいと思います。

もともと乾燥肌である上に、低湿度のドイツ暮らしで肌がすっかり干からびていたことろ、皮膚科医からすすめてもらったのが、Linola Gammaという保湿クリーム。「このガマという名、日本のガマから来ているんですよ。」と担当医。「は? ガマ?」

医者の言うガマが、ガマの油のガマだとことだとは、すぐにはピンと来ませんでした。

早速薬局に走り、処方せんと引き換えに受け取ったのが、ずっしり重いチューブ入りのLinola Gamma 保湿クリーム(本日の画像)。ガマの油を含有している.....わけではなかったのですが、日本でも耳にしなくなった「ガマ」の名称がドイツで生きていることに愛着を覚え、朝に晩にせっせと肌に使っていました。

やがて、ドイツの乾燥した空気でトラブルを起こしているかもしれない旅行者のためにも、ぜひブログで紹介しなきゃ!と思いたち、ブログの草稿まで完成させながら、何となく更新のタイミングを逃したまま月日が過ぎ....。この「ガマ」ネタは、ネタ蔵の奥に放置されたままでした。

さて、最近になって耳にしたのは、このガマの油クリームがどうやら製造されていないらしいというショックな知らせ。メーカー公式サイトの商品リストからは削除されているものの、町の薬局にはまだ並んでいるところを見ると、仮に製造中止になったとしても、最近のことのようです。いずれにしても品切れは時間の問題で、幻のガマの油クリームになる日も近いかもしれません。

....上述のような事情で、「ガマの油クリーム」をブログでご紹介することはできずに終わってしまいましたが、はるばる日本から海を越えてやって来て、ドイツで商品化までされたガマを紹介せずにおくのも心残りなので、お蔵入りネタとしてご紹介してみました。

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