日本を助けたい。どうしたら?

公開日 : 2011年03月19日
最終更新 :
筆者 : 柴山 香

ドイツの大衆スポーツ紙の「東北地方太平洋沖地震」特集ページに、「日本はドイツからの援助を必要としているのか?」というテーマで、読者からのFAQが掲載されていました。一般の読者が抱いている素朴な疑問をいくつかご紹介しまてみす。

Q:「日本ほど豊かな国に、お金を寄附する必要性があるのですか?」

A:「もちろんです。被災地では、食糧も、水も、衣料品も不足しています。ドイツ赤十字社に届けられた寄付金は、そのまま日本赤十字社へ転送されます。逆に、個人の立場で、物資などを小包に詰めて日本へ送るのは、あまり効果的とは言えません。」

Q:「被災地の子ども達をドイツへ避難させたり、また、場合によっては養子縁組するという救済方法は現実的ですか?」

A:「NGO団体セーブ ザ チルドレンによると、今回の被害で肉親を失ったり、いまだに親と離散している子どもの数は、およそ10万人にのぼると推定されています。被災地では、日本ユニセフが子ども達のケアを行っています。親から子どもを引き離すことは、何としても避けねばなりません。また、親を亡くした子ども達は、まず日本国内の親戚の元に届けることが最良でしょう。」

Q:「ドイツ軍は、日本で救援活動を行わないのですか?」

A:「ドイツ政府は、軍のABC特殊部隊を原発被災地へ派遣する用意がある旨、正式に表明しています。ただし、今までのところ、日本政府からの派遣要請はない模様です。

Q:「個人として、被災地に寄附するには、どうしたらいいですか?」

A:「ドイツ赤十字社が義援金口座を開設していますので、そちらをご利用下さい。また、ドイツ赤十字社あてにチャリティーSMS(寄付金が課金されます)を送信することで、少額でも簡単に寄附することが可能です。」

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