ドイツでも腸管出血性大腸菌!(脅すわけではありませんが...

公開日 : 2011年05月28日
最終更新 :
筆者 : 柴山 香

焼き肉チェーン店で食した生肉が原因で犠牲者が発生した「腸管出血性大腸菌」のニュースは、みなさまのご記憶にも新しいと思います。

文字通り、海の向こう側の出来事だとタカをくくっていた私ですが(反省)、何と同じ症例が、ただいまドイツで発生中!

日本の事例と異なる点は、目下解明されている感染源が、スペイン産のキュウリだということ。ほかに、トマトや葉野菜にも疑いが及んでいるようで、「生野菜全般」に対する消費者のイメージは、急カーブを描いて降下中。

閉店時刻間近のスーパーの店頭では、三束二文でも買い手の無い野菜が、途方に暮れたような顔をして山積みにされており、農家でも、出荷できそうもない野菜を廃棄処分しているのだとか。今回の食中毒が発生してから余り時間が経過していない為、正確な情報が不足しており、消費者としては「とりあえず、はっきりするまで生野菜は買い控え」という心情なのでしょう。

最後に、5月27日発行の、在ミュンヘン 日本国総領事館発の大腸菌感染情報を添付しますので、ドイツへ旅行をご予定の方、ドイツご滞在中の方は、ぜひお目を通して下さい。

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>ドイツにおける腸管出血性大腸菌を原因とする食中毒の流行について(第2報)

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>                               2011.5.27

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>  先日のメールマガジンでもお知らせしましたが、現在、ドイツ国内においては、北部地域を中心に腸管出血性大腸菌(EHEC)が原因となる食中毒が大量に発生し、溶血性尿毒症症候群(HUS)による死亡、重傷事例が引き続き報告されていますが、感染者の中には旅行者も含まれるということで、厚労省は滞在中の日本人にも注意を呼びかけています。(先日ご案内したWEBサイトに加え、厚生労働省検疫所のサイトhttp://www.forth.go.jp/topics/fragment1.htmlをご参照ください。)また、当館管内においては、バイエルン州において7人のHUS患者、8人のEHEC感染者(5月26日現在)、バーデン・ヴュルテンベルク州において9人のHUS患者と21人のEHEC感染者(いずれも容疑性のある患者を含む。5月25日現在)がそれぞれ確認されています。

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>  これまでの報道によれば、北ドイツにおける感染例に関しては生のトマト、サラダ用キュウリ(Salatgurken)、サラダ用葉菜(Blattsalat)が感染源として疑われており、ハンブルクの調査機関は、スペイン産のキュウリがEHECの感染源であることを確認したと発表して、当面の間これらの野菜を生で消費しないよう呼びかけています。

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>  ただし、今のところこの調査結果が南ドイツの感染例にも当てはまるかどうかは不明ですので、引き続き関連する情報に注目しながら、食品や調理器具、キッチンの衛生管理、ご自分やご家族の体調管理等に十分配意されるようお勧めします。

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> なお、本件に関する参考情報は次のWEBサイトからも入手可能ですので併せてご参照ください。

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>   ・ 厚生省 http://www.mhlw.go.jp/stf/kinkyu/2r9852000001bbdz.html 

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>   ・ バイエルン州 保健・食品安全局 http://www.lgl.bayern.de/(独語)

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>   ・ バーデン・ヴュルテンベルク州 労働・社会・家庭・女性・高齢者省                    http://www.sozialministerium-bw.de/(独語)

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> 在ミュンヘン日本国総領事館 領事警備班 

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> TEL:089-417-6040

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> FAX:089-470-5710

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