すべてのゴールは敗戦を意味します

「相手チームに許したゴールは、そのゴール１回１回が、私にとって個人的な「敗戦」を意味するのです。ですから、たとえ１度でもゴールを許すと、たちまち怒りが爆発してしまうんです。」

2007年に中国で開催されたFIFA女子ワールドカップサッカーで、予選トーナメントから決勝まで、相手チームのシュートをことごとくブロックして無失点記録を樹立したのが、今大会でもゴールを守るアンゲラー選手。冒頭のセリフは、今大会への意気込みを語る、アンゲラー選手の言葉です。守護神オリバー・カーンの女性版とも言える鉄壁の守りで、ドイツをワールドカップ２大会連続Vに導く役割を担います。

ところで、欧州のクラブチーム在籍のサッカー選手と聞くと、イタリアやドイツ製のゴージャスなスポーツカーを何台も所有しているイメージがありますが、32歳のアンゲラー選手も、多分にもれず、自家用車を複数所有しているのだそうです。

ホ〜ラ、やっぱりネと思いきや、何と彼女が大切にしているのは、大型バスと小型バスなのだそう。小型はわかるとして、大型？ 大型バスなんか持っていてどうするのかと思えば、競技生活引退後に、アフリカ大陸を縦断旅行する時に使うのだそうです。友人知人をわんさと乗せて走るのでしょうか？

さて、ここ数年、男子サッカーのドイツ代表チームが、国際大会で２位以下に甘んじるケースが目立っているためか、前回大会の決勝で、南米ブラジルを破って堂々優勝している女性陣への期待は高まるばかり。2006年のFIFAワールドカップの、全国お祭り騒ぎとはほど遠いものの、パブリックビューイングも各地で開催され、観戦前売り券も売り切れ続出。ファンの期待度は気温とともに上昇中です。がんばれドイツ！

本日の画像：ドイツ鉄道も、ステッカー掲げて応援走行。