負けた。でも、これで良かったのかも。

公開日 : 2011年07月11日
最終更新 :
筆者 : 柴山 香
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ドイツチームのファンにとっては、先週土曜日の深夜に、突如終わりを告げてしまったFIFA女子サッカー。ドイツのゴールをひたすら守り続けたアンゲラー選手にスポットを当てた「すべてのゴールは敗戦を意味します」ブログが、まさかこんなに早く現実のものとなってしまうとは、思いも寄りませんでした。

さて、ドイツが日本戦に破れた翌朝、夜中まで両チームの試合を見守っていたという、ドイツ人の友人から電話。皮肉のひとつも言われるかと思いきや、「日本は今年災難続きだから、何かひとつくらい良いことなくちゃね!」とあっさり一言。この手のコメント、ドイツ各地でささやかれているような気がするのですが....。それでも、「この勝利で、日本国民が元気になれば本望よ。」と付け加えた友人の言葉は、なまじ強がりばかりでもない様子です。

本来の敵とは見なしていなかった国を相手にした敗戦にショックを受けつつも、復興途上の日本に勝利をプレゼントできて良かったのだと、言い訳ではなくて、本心からそう思っているファンは、この友人ばかりではないと思います。

.....と、ファンは、こんな風に敗戦の悔しさを何とか昇華できても、フィールドに立ったドイツ代表選手にとっては、土曜日の敗戦をそう簡単に消化できるはずもなく....。

試合後、キーパーのアンゲラー選手は、ファンに向けてこうコメントしたそうです。

「ありがとう。ありがとう。ありがとう。みんなの応援は最高だった!今の私は、空っぽです。」

ドイツチームの悔しさも自分たちの力に変えて、次の試合もガンバレ日本!

画像:明日からは、こんなパタパタ国旗車両もめっきり減りそう。

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