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イギリス/グラスゴー特派員ブログ ギブソンみやこ&ローランズ真弓

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2008年3月17日

田舎のお家を見てまわりましょ


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田舎のお家を見てまわりましょ

羊や牛、馬がのどかに草をはむ牧草地や、はるか地平線まで見わせる丘を歩いて広々とした緑の風景を楽しむのも格別ですが、イギリスの田舎を訪れたら通りがかりの町や村を訪ねてみるのも一興です。


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イギリスのほとんどの町や村には、ときに中央の広場、ときには町や村はずれに駐車場があって、通りに建っている道しるべや地図などにもその位置が記されています。


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また、ほどほどの大きさの村には 公衆トイレも完備されているので、旅の途中のトイレ休憩のついでに、ちょっと村の散歩を楽しんでみるのいいかもしれません。ちなみに、イギリスの公衆トイレはほとんどが無料ですが、ごくたまに小銭が必要な場合もあります。訪れた町や村に、筆記体の「i」がロゴになっている観光案内所があれば、もしかしたらその町や村の歴史や名所、地図などの記されたパンフレットがあるかもしれません。


P7180008x.jpg この看板の手前に建っている観光案内所は、


P7180011x.jpg 町役場も兼ねます。と言うか。たぶん、町役場の中に観光案内所が設けられている?


P8060065x.jpg こちらの村の観光案内所は、もとは教会だった建物。


観光案内所がないような小さな村の場合は、ふらふら歩いていると、きっと道に迷うことなくすぐに村を一巡できちゃうことでしょう。わたしは都会、田舎にかかわらず、家を見て歩くのが好きなのですが、とくに田舎の古い家々を見て歩くのが好きです。都会の家はほとんどがレンガ造りですが、田舎には、それぞれの地元でとれる石材を使った素朴で温かみのある古い石造りの家がまだまだ残っているからです。


P7260067x.jpg コッツウォルズのカッスルクームにある棟続きの古いコテージ。


P7260071x.jpg こちらは、同じコッツウォルズのバイブリーの村。これらの古いコテージ、今も、現役の民家として使用されています。それが、古いものを大切にとことん使うイギリス流で何ともいいなあと思うのです。丘陵地帯に点在する古い村々が「蜜色の村」と呼ばれる謂(いわ)れは、文字通り蜂蜜色をしたライムストーン(石灰岩)が使用されているから。ほかの地方の石材と比べると、なるほど明るい色をしています。そして、石のひとつひとつは小粒。


「ジェーン・エア」や「嵐が丘」で知られるブロンテ姉妹の住んだ北イングランドのヨークシャーで見かける家々の石材は、黒くくすんだ色をしています。コッツウォルズの石材ほど小粒ではありませんが、ちょうどレンガくらいの大きさの比較的ちいさめの石が多いです。


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「嵐が丘」の舞台となった寒風吹きすさぶ荒涼とした土地に似つかわしいと感じるのはわたしだけでしょうか。


ピーターラビットの里としても知られる湖水地方の家々の石材も個性的です。


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壁面全体が石塀のような地元産のスレート(粘板岩)造り。スレートと言えば、思い出すのが神戸の異人館のうろこの家。うろこの家の場合は外壁面にはりつけてありますが、一般的には屋根を葺(ふ)くのに使われます。屋根を葺くと言えば、シェイクスピアの生地ストラットフォード・アポン・エイボンを訪れたれた方は目にされたのではと思うのですが、イングランド南部では、日本の古民家の屋根を思い出させる茅葺のコテージが見られます。


P7290111x.jpg 田舎のドライブの回にご紹介したこのコテージ茅葺です。


茅葺屋根の素材はイングランドでは、麦わら。どうりで小麦の育たない北イングランドでは茅葺屋根を見かけないわけです。ですが、スコットランドの山岳地帯や島々、アイルランドなどには茅葺屋根の家が存在するのです。もちろん、葺かれているのは麦わらではなく地元産のアシ(ヨシ)の類らしいのですが。


P8070174x.jpg こちらは、スコットランドのルイスとハリス島に博物館として保存されているブラックハウスと呼ばれる茅葺の古民家。


イギリスの都会にも古い建物は残っていますが、新しく建てられたビルやショッピングモールなどにローカル色は見られず、イギリスの街の通りにならんでいる店々は全国展開しているチェーン店がほどんどなので、全国津々浦々どこへ行っても変わりばえしません。その点、田舎の公共の建物や橋、民家には、まだまだその地その地のローカル色が色濃くのこっていて見物して歩く興味がつきることがありません。イギリス各地には無名でも、びっくりするくらい素敵な町や村があちこちに点在しています。


世界各地から観光客を集める有名どころの町や村ばかりではなく、イギリスの旅のついでに通りがかりの町や村にたち寄って、どうぞその地方ならではのローカルカラーをお楽しみください。そして、自分だけのお気に入りのおしゃれな町、かわいい村が見つかりますように……。

コッツウォルズの日本語観光サイト
湖水地方の日本語観光情報サイト

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カテゴリー 旅行・ツアー・ホテル 見所・観光・定番スポット
2008年3月17日
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      ■ギブソンみやこ
      1991年より英国在住。わたしが愛してやまないイギリスの田舎歩きの魅力や楽しみをたっぷりとお届けします!
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      ■ローランズ真弓
      2005年より英国在住。赤ちゃんとのドタバタの毎日から見えてくるイギリスの生活情報をお届けします!
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