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イギリス/グラスゴー特派員ブログ ギブソンみやこ&ローランズ真弓

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2008年11月 4日

ピーターラビットの原画が見られるギャラリー


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ピーターラビットの原画が見られるギャラリー

前回ご紹介したビアトリクス・ポターの家ヒルトップ農場から北へ3キロほどのホークスヘッド(Hawkshead)村に、「ピーターラビットのおはなし(The Tale of Peter Rabbit)」シリーズの原画が見られるギャラリーがあります。今日は、ヒルトップ農場を訪れたら合わせて訪れてみたいその「ビアトリクス・ポター・ギャラリー(Beatrix Potter Gallery)」をご紹介します。


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ヒルトップ農場のあるこじんまりとしたニアソーリー村に比べると、ビアトリクス・ポター・ギャラリーのあるホークスヘッドの村は巨大です。史跡としては英国ロマン派の詩人ワーズワースが通ったグラマースクールがあり、村の目抜き通りにはパブやホテル、カフェ、そして、ピーターラビット関連のお土産物屋さんが軒を連ねています。その店々の軒先を飾るハンギングバスケットの花々に目をうばわれながらギャラリーに向かいました。


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建物に「ビアトリクス・ポター・ギャラリー(Beatrix Potter Gallery)」と書かれていたので入ってみると、この建物はチケットオフィスでした。


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実際のギャラリーは、このチケットオフィスの筋向いに建っているこの古めかしい建物。


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実は、この建物、事務弁護士だったビアトリクス・ポターの夫ウィリアム・ヒーリス(William Heelis)の弁護士事務所として使われていた屋内をギャラリーに改造したもの。狭い入り口を入ると、当時の事務弁護士のオフィスを再現した部屋などもあって、17世紀の湖水地方のタウンハウスの雰囲気を今に伝える、ギャラリーというよりは小さな博物館といった面持ち。


絵本の原画が日焼けするのを防止する配慮かと思うのですが、薄暗い階段をきしませながら二階にあがっても、その薄暗さはそのまま。暗い室内に電気の照明を受けて展示物の数々がぼんやりと目の前にうかびあがってきます。ガラスケースに展示されている各国語に翻訳された「ピーターラビットのおはなし」シリーズの本の中には日本語版もありました。また、ビアトリクス・ポター関連の書籍の中にも日本の本がありました。


目が慣れてくると、ガラス張りの壁面にかけられている小さな絵本の原画たちの詳細まで見わけられるようになります。ぐっと顔を近づけてみると、プリントされ本になったつるつるの表面と、ざらざらの紙の上にひと筆ひと筆ていねいに描きこまれた絵本のキャラクターや背景のちがいが手に取るようにわかるのです。筆で描かれた原画の輪郭はもれあがり、キャラクターの表情や動きまでいきいきと伝わってきて何とも言いがたいあたたか味が感じられます。


ビアトリクス・ポターの若き日の悲恋を描いた映画「ミス・ポッター」の中で、ビアトリクス・ポターの絵本のキャラクターたちが紙の中から飛び出してくる場面があるのですが、ちょうど、そんなことが目の前で起こっているような感じでしょうか。もしかすると、「ミス・ポッター」の映画制作者は、このギャラリーに展示されている原画の数々を目にして、先のようなシーンを映画にもりこむことを思いついたのかも……。


う〜ん。ちょっと込み合ってきたかなと思いながら、絵本でおなじみの原画を堪能(たんのう)してギャラリーの外へ出ると、朝一で訪れたわたしたちはすんなり入れた入り口に、なんと長蛇の列ができていました。このビアトリクス・ポター・ギャラリーも、ヒルトップ農場同様、イギリスの史跡自然保護団体ナショナルトラストによって管理運営されています。そして、ヒルトップ農場と同じように、込み合ってくると入館時間の制限が設けられるのです。朝一でやってきたのは大正解!というわけで、ピークシーズンにヒルトップ農場とビアトリクス・ポター・ギャラリーの両方を訪れられる場合は、日程が許せば2日に分け、それぞれ朝一でお出かけになると待ち時間の節約になるのではと思います。


ちなみに、ヒルトップ農場とビアトリクス・ポター・ギャラリーの両方を訪れるとチケットが割引になります。いくら割引になるのかはサイトにも出ていないのですが、正規の入場料、ギャラリーの開館時期と時間、アクセスなどについては、このあとにご紹介するビアトリクス・ポター・ギャラリーのサイトをごらんください。そして、その目で、ピーターラビットの原画たちをごらんになってみてくださいね。


ビアトリクス・ポター・ギャラリー(Beatrix Potter Gallery)のサイト

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2008年11月 4日
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