ネス湖再び、そして、インヴァネスへ

公開日 : 2009年06月26日
最終更新 :

去年の夏訪れたネス湖へ再び出かけてきました。今年は比較的お天気のよい年回りなので、今度こそ晴天のネス湖が見られだろうと期待して出かけたのでしたが、雨でした……。それでも、前回の霧にけむるネス湖よりは視界がきいたので、ネス湖畔にたたずむアーカート城(Urquhart Castle)の姿をはっきりと見ることができました。

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13世紀に築城されたアーカート城は、ネス湖やネッシーをのぞむ名所として知られています。今は廃墟となっていますが、お城の手前に建つビジターセンター経由で見学できます。

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入場料金(2009年現在)は、おとな7ポンド。子供(6〜16歳)3.50ポンド。(現在1ポンドは160円ほど)

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アーカート城のあとは、その北西に位置する村ドラムナドロヘット(Drumnadrochit)まで足を伸ばしてみました。そして、村に2館あるネッシー博物館もカメラにおさめてきました。

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こちらが、村の駐車場からの坂道を登りきったT字路の右手にある、「ネス湖センター(Loch Ness Centre)」。入館料金は、おとな6.50ポンド。子供4.50ポンド。

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そして、こちらがT字路の左手にある「ネス湖の怪物ビジター展示センター(Loch Ness Monster Visitor and Exhibition Centre)」入館料金は、おとな5.50ポンド。子供4.00ポンド。

どうやらこのネッシーの博物館ライバル同士のようです。懐具合とネッシーへの関心度によって両方の博物館を見学するか、ひとつに絞るか、それとも素通りしてしまうか迷うところですね。わが家は素通りしてしまったので、どちらがお勧めとも言えませんが、両館とも日本語の説明もあるとのことです。

ところで、ネス湖のネッシーは、日本では、もっぱらネッシー(Nessie)ですが、イギリスでは、ネス湖の怪物「ロッホ・ネス・モンスター(Loch Ness Monster)」とも呼ばれています。ということは、「ロッホ(Loch)」が湖で、「ネス(Ness)」が湖の名前というふうに理解されがちなのですが、実は、「ロッホ」とは、川のように細長く水をたたえている場所のこと。ただ、川は「ロッホ」とは呼ばれません。細長い湖や細長い海の入り江などが、「ロッホ」ということになるのだそうです。

さて、ネス湖見物のあとは、さらにネス湖沿いを北上し、ネス湖から流れ出るネス川(River Ness)の河口にあるインヴァネス(Inverness)に向かいます (インヴァネスの「インヴァ(Inver)」は、河口という意味) 。インヴァネスは、スコットランドの山岳地帯唯一の都市です。ネス湖観光の拠点となっているので、ネス湖を訪れる観光客は立ち寄る街なのですが、去年は素通りしてしまったので、今回は、夕暮れ時の街を歩いてみました。

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こちらが、1836年に築城されたインヴァネス城(Inverness Castle)。

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現在は、裁判所として利用されています。お城のこちら側に建っているのは、スコットランドの山岳地帯では一番有名な女性フローラ・マクドナルド(Flora MacDonald)の像 。彼女が有名になったいきさつについては、こちらの回をごらんください。山岳地帯のヒロイン、フローラが手をかざして眺めているのは……。

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ネス川の流れ。対岸には、インヴァネスの家なみと聖アンドリュー大聖堂(Cathedral Church of Saint Andrew)がのぞめます。川沿いには散歩道が設けられていて、淡く柔らかな光に包まれる風景をながめながら心地よい散歩が楽しめました。

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