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イギリス/グラスゴー特派員ブログ ギブソンみやこ&ローランズ真弓

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2009年7月 4日

リンリスゴー宮殿、イングランドとスコットランドの婚礼パーティー 1


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リンリスゴー宮殿、イングランドとスコットランドの婚礼パーティー 1

すでにこのブログの中でスコットランドを歴史をご紹介する回には何度も登場しておなじみですが、スチュアート家はスコットランドの王家です。そのスチュアート家の女王のひとりに、地元では、「メリー、クィーン・オブ・スコッツ(Mary, Queen of Scots)」と呼ばれる女王様がいます。(日本では、「メアリー女王」とか、「メアリー・スチュアート」と表記されるようなので、以下、その表記に従います)がいます。


メアリー女王は、大航海時代にイギリスの全盛期を築いたエリザベス1世とイングランドの王位を争ったことでも知られ、この2人の女王は同時代を生きたライバルとしてよく比較して語られます。メアリー女王は、エリザベス1世ほどの歴史的な業績を残したわけではありませんが、地元スコットランドでは、その不遇な一生とともに知られる人気の高い女王なのです。


エリザベス1世(1533-1603)も、父王ヘンリー8世に母親を処刑され、父王亡きあとはロンドン塔に幽閉されるなど不遇な時代もあったのでしたが、25歳で女王に即位後は、自分は国と結婚をしていると称して69歳で生涯を終えるまで独身を通し、イングランドの国威伸張に努め、日の沈むことがない国イギリスの礎を築いたのでした。


一方、メアリー女王(1542-1587)は、父王ジェームズ5世の死によって、生後6日にしてスコットランド女王の位についたのでしたが、3度結婚し、3度めの結婚によって25歳のときに女王を廃位させられてしまいます。その後、エリザベス1世に保護を求めてイングランドへ逃れるのですが、イングランド各地で幽閉され、54歳のときにエリザベス1世によって処刑されます。


そのメアリー女王の生まれた宮殿がエディンバラの西15マイルほどのリンリスゴー(Linlithgow)という町にあるというので、一家で見物に出かけることにしたのでした。宮殿の名前は、リンリスゴー宮殿(Linlithgow Palace)。今は、廃墟になっていますが、スコットランドの歴史的な文化財を保護する団体ヒストリック・スコットランド によって管理され、一般公開されています。


さて、はじめて訪れたリンリスゴーの町はというと……。


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さすがは歴史のある町、目ぬき通りには古い石造りの建物が軒を連ねていて、ひっそりと落ち着いた雰囲気が漂っているのでした。ところが、通りの中央の石畳の広場に人だかりが……。


2.JPG


いったい、静かな町のこの場所だけに、どうしてこんな人だかりが?と思っているあいだにも、次々にバスが到着して物見遊山にやってきたといういでたちの人々を吐き出しては走り去っていくのです。そこで、警備をしている人に、これはいったい何事なのかと尋ねてみると、「もうすぐ、パレードがやってくるんだよ」とのこと。そして、そのパレードが通りすぎるまでは、宮殿内には入れないのだとのこと。


なるほど。この石畳の広場からのびている石畳の小道を登ったところが宮殿の入り口になっていて、その手前には立ち入り禁止のテープがはられているのでした。というわけで、ますますふくらんでいく雑踏の片はしで状況の行方を見守っていたところ、鳴り物入りでパレードがやってきたのでありました。


3.JPG


そのあとは、騎馬の先導につづいて、


4.JPG


こちらがどうやら、王様と女王様……。


5.JPG


こちらは、貴族のレディー方のご一行かと。まあ、男性も交じってはいますが。


6.JPG


そして、馬上の騎士。まるで、リボンの騎士の世界みたい。


7.JPG


パレードの最後に現われたのは、歩兵。


8.JPG


9.JPG


パレードが通りすぎると、黒山の人だかりの見物客たちがぞろぞろと宮殿の入り口へと向かったのでした。


10.JPG


宮殿の入り口の両わきに建っているテントでチケットを買い求めると、パンフレットを手渡されました。そして、そのパンフレットに書かれていたのは、「YOU ARE INVITED TO PARTY AT THE PALACE 1503(1503年の宮殿で開催されたパーティーにご招待いたします)」さらに、パンフレットの表紙の下の方に目をやると、「Join us for a day of celebration as we mark the marriage of James IV and Margaret Tudor(ジェームズ4世とマーガレット・チューダーの婚礼の式典にご参加ください)」


どうやら、わたしたち、スコットランド王家の婚礼に招待されてしまったようなのです。そして、パンフレットの中を開くと、この婚礼がその後のイギリスの歴史に大きな影響を及ぼす一大事であったとわかったのでしたが、それは、また次回のお話……。

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カテゴリー イベント・行事・お祭り
2009年7月 4日
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