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イギリス/グラスゴー特派員ブログ ギブソンみやこ&ローランズ真弓

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2010年1月10日

イギリス公衆トイレ事情


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イギリス公衆トイレ事情

今月の「地球の歩き方」海外特派員ブログのお題が、在住国、または都市のトイレ事情ということで、北イングランド、スコットランドからは、ちょっと変わった公衆トイレ、疑問を感じた公衆トイレなどをお届けします。イギリスの公衆トイレは、まだまだ無料のトイレが多いです。トイレットペーパーもちゃんと常備されている公衆トイレがほとんど。もちろん、中には、例外もあります。有料の公衆トイレの使用料金は、30ペンス(50円ほど)くらい。


P6300028x.jpg こちらは、わが家の近くの商店街に建つ有料公衆トイレ。使用料金を入れると、ドアが開きます。使用したことがないので、内部の構造は不明です。


次のトイレは、スコットランドで1番有名な橋「フォース・ブリッジ(Forth Bridge)」の橋のたもとに建つ有料公衆トイレ。どうして有料なのか合点がいかなかったので、このブログの記事の中にも書いてみました。(どうして合点がいかなかったのかは、「スコットランドで1番有名な橋と橋『フォース・ブリッジ(Forth Bridge)』 」をご覧ください)


P1080870x.jpg このトイレは、使用してみました。


すると、内部は、有料であることに怒りを感じるような惨状を呈していました。ですが、それは、料金のコインを投入し、自動ドアが開かないことには分からない仕組みになっています。だからって掃除をしなくてもいいと思っているのっ!と、使用料金を回収しにくるお役人に問いただしてみたいです。


さらに、もうひとつスコットランドから。イングランドからスコットランドに足を一歩踏み入れた場所にグレトナ・グリーン(Gretna Green)と呼ばれる村があります。イギリスでは、古くから若い恋人たちの駆け落ちの名所として知られています。そして、現在では、そのロマンチックな伝説の地で結婚式を挙げようと、イギリス国内や海外からもやってくるカップルたちの結婚名所となっています。(グレトナ・グリーンについては、「若い恋人たちのかけ落ちの名所グレトナ・クリーン 」をご覧ください)


さて、このグレトナ・グリーンにある公衆トイレは、無料の上、きれいに掃除もされていて、とても気持ちのよいトイレでした。そのトイレで、ふと、目にとまったのは、こんな貼り紙……。


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まあ、こんなところに日本語が!と思ったものの、そのあと、いったい、どうして?という疑問がわいてきました。このような貼り紙がしてある以上、日本人の観光客もあるにはあるのだと思います。ただ、湖水地方やネス湖ならまだしも、グレトナ・グリーンが日本で広く知られている観光地だとは思えません。ドイツやフランス、イタリア、スペインといったヨーロッパの国々からの観光客の方がずっと多いはず。にもかかわらず、英語をはじめとしてヨーロッパの言語の貼り紙はなく、わざわざ日本語のこような断り書きがしてあることを考えると、グレトナ・グリーンのトイレの管理者さん。日本人は、トレペ以外の紙をトイレに流してはいけないという常識を知らないと思っているのではないでしょうか。でも、それって、ちょっと日本に対する認識不足のような……。


お次は、北イングランドから。北イングランドのノーサンバーランド(Northumberland)州に、民家としては世界ではじめて電灯のともった家として知られるお屋敷クラッグサイド(Cragside)があります。このブログ画面の上方をご覧いただくと、「地球の歩き方特派員ブログ」の右手にイギリスの国旗ユニオンジャック、さらに、わたしの名前の右手に小さな写真が載っていますが、その写真のお屋敷がクラッグサイドです。クラッグサイドは。現在、ナショナル・トラストの所有になっていてお屋敷と庭やウォーキングコースを含む広大な敷地は一般公開されています。


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その敷地内のウォーキングコースに建っているこのトイレに立ち寄ったところ、入り口のひとつにこんなサインが……。


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女性と赤ちゃん。ということは、オムツ替えの施設つきってことですね。ところが、もうひとつの入り口にも……。


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イギリスでは、お父さんが赤ちゃんのオムツ替えをするのは珍しいことではないのですが、こんな心遣いがされているトイレは珍しいです。


さて、最後は、まだ試作品らしいのですが、近い将来、イギリスの街角にお目見えするかもしれないお手軽公衆トイレ。まずは、こちらをご覧ください。


P1010273x.jpg


これは、イギリスの一般の民家で使用されている巨大ゴミ箱です。「ウィーリービン(wheelie bin)」と呼ばれています。キャスターつきで、図体の割りに持ち運びは楽。以前、ゴミ出しは、イギリスも日本同様大きなプラスティックで出していたのですが、近年、この巨大ゴミ箱がイギリス全国に普及し、街角でも住宅地でもすっかりおなじみの存在になっています。


最近、このゴミ箱にひと工夫を加えて、お手軽公衆トイレが考案されたというニュースが報道されました。こちらの英国国営放送BBCのサイトのページ の画面中央にある「CLICK TO PLAY」と書かれている場所をクリックしてください。前方は普通のゴミ箱、後ろ側は、男性用のトイレになっている構造がご覧いただけます。尿は、内部の管を通って底の部分の引き出しのようになっている有機ゴミのコンパートメントに流れ込み、堆肥を作ることができるように設計されているとのことです。


ニュースレポーターが街角を行く人々に意見を求めてみたところ、男性には好評でしたが、女性にはあまり好評ではありませんでした。けれども、特に週末の夜など、通りを汚す路上での放尿が問題視されている中、もしかすると、このポータブル公衆トイレ、近い将来、巨大ゴミ箱「ウィーリービン(wheelie bin)」同様、イギリスの街角でおなじみのひとつになるかもしれません。

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