風邪に効く飲み物「ホット・トディー(Hot Toddy)」

公開日 : 2011年01月15日
最終更新 :

みやこさんに引き続き、私からも「地球の歩き方」海外特派員ブログ今月のお題「風邪に効く食べ物・飲み物」です。スコットランドで風邪に効くとされている「ホット・トディー(Hot Toddy)」についてご紹介します。

私のダンナはスコットランド人。付き合い始めた5年前に、私は初めて彼の故郷であるハイランドを訪れました。このエリア、天気が悪いことで有名。いつも寒くて、雨です。私が訪れた2006年9月のはじめも寒かったのです。私は、さっそくスコットランドの洗礼を受けるがごとく、風邪をひきました。鼻水をたらし、だるそうにしている私を見て、ダンナの叔父・アレンが「ホット・トディー」を作ってくれたのです。

このホット・トディー何かというと、スコッチ・ウイスキー、お湯、レモン、はちみつを混ぜて作ったあたたかい飲み物。シンプルですが、これを飲んだとき、とても気分が楽になった気がしたのを覚えています。スコットランド人(少なくともダンナの家族たち)は、この飲み物が「鼻水、のどの痛み、発熱、発熱からくる筋肉痛」に効くと思っているみたいで、眠る前にゆっくり飲むと効果が高いそうです。ホット・トディーに、ダンナの家族はスコッチ・ウイスキーを使っていましたが、ラム、ブランデー、バーボンなどでもいいようです。ただ、アルコールは、免疫力を下げたり、病気によっては悪化させたりすることもあるようなので、気をつけたほうがよさそうです。

風邪からはちょっと脱線しますが、スコットランドでは、赤ちゃんの歯がはえてくるときにもスコッチ・ウイスキーを使うそうです。赤ちゃんは歯がはえてくるとき、歯茎を痒がったり、痛がったりして、とてもぐずるようになります。一日中何かを噛んでいたり、ほっぺたが赤くなったり、耳をかきむしったり、夜中に何度も起きたりして、とてもつらそうです。うちのチビも3本目、4本目の歯がここ一週間ではえてきています。夜中に頻繁に起きるので、私も寝不足。義母とそんな話をしていると、「歯茎にちょっとだけウイスキーを塗ってあげるといいよ」とのこと。ちょっと怖いので挑戦してはいませんが、きっと効果があるからこそ、今なお言い伝えられているのでしょう。

風邪にせよ、赤ちゃんの歯ぐずりにせよ、お酒好きのスコットランド人らしい対処法。興味のある方は、どうぞお試しあれ。

今回の記事は、ローランズ真弓がお届けしました。

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