リバーサイドミュージアムへ行こう!

公開日 : 2014年02月23日
最終更新 :

「グラスゴーへ行くなら、リバーサイドミュージアムへ行こう!」なんてことになったとき、てっきり、グラスゴーに新しくできた博物館だと思ったら、クライド川のほとりに移転した交通博物館だとのこと。なあんだ。交通博物館ならすでに何回か出かけていて、もういいかなという感じ。

ところが、この新生交通博物館、バクダッド出身の気鋭建築家ザハ・ハディド(Zaha Hadid)女史の設計によるものだとわかって、これは、ぜひ、ひと目見てみたいと興味津々で足を運んだのでした。(ちなみに、東京オリンピックのメイン会場となる新国立競技場も同氏の設計で建設されるのだそうですね)

さすが、世紀の建築家ザハ・ハディド、移転以前の倉庫を思わせる交通博物館に比べると何とも斬新でスタイリッシュなデザイン。ですが、それは外観だけではありません。博物館内に一歩足を踏み込むと、

お天気のよくないこんな日にも広々とした空間を抱き込んだ館内は自然光がふんだんに反映される造りになっていて、

展示物のディスプレイの仕方も目を見張らされるばかり。

22のギャラリーに世界各地から集められた8,000点に及ぶさまざまな乗り物が展示されています。

世界最古の自転車とか、

なるほど、霊柩車も乗り物なら、

乳母車も、乗り物。

キルヴィングローブ・アートギャラリー&ミュージアム(Kelvingrove Art Gallery and Museum こちらこちら)に隣接していたころは、その陰に隠れた地味な存在でしたが、2011年6月にリバーサイドミュージアムとして再オープンして以降、2012年には、European Museum Academy Micheletti prize for best European Scientific, Industrial and Technical Museum(原語で失礼します)という賞を受賞し、2013年には、European Museum of the Yearという賞を受賞しています。そして、川沿いに移転したことにより新しいアトラクションが加わりました。

1896年に地元の造船所で建造された帆船グレンリー(Glenlee)。

現役時代の内部が再現され、

リバーサイドミュージアム同様、無料で見学できます。

グラスゴーは観光都市ではないなどと言われたりもして、正直のところ同感だったりしたわたしでしたが、今回、観光スポットをあちこち回ってみるにつれ、おや、そんなこともないぞとグラスゴーを再認識させられました。お天気にも恵まれず、底冷えのする日ではあったのですが、もう一箇所、これまでに訪れたことのないグラスゴーの観光名所グラスゴー大聖堂に足をのばしてみることにしました。次回は、そのもようをお届けします。

リバーサイドミュージアム(Riverside Museum)

100 Pointhouse Place, Glasgow, G3 8RS

月曜日-木曜日:10am-5pm

金曜日:11am-5pm

土曜日:10am-5pm

日曜日:11am-5pm

TEL.:0141 287 2720

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