グアムでセスナを操縦してみませんか?
『グアムの歩き方(地球の歩き方ムック 海外)』の撮影で、セスナの体験操縦に同席させていただきましたよ:)
『Trend Vector Aviation(トレンドベクター・エビエーション)』さんでは、免許のない方やお子様でもセスナの体験操縦をさせていただくことができるんですよ!
今回はお友達と私がこのオプショナル・ツアーを体験する、という設定で撮影が行われたのですが、本当にセスナに乗るのは初めて!というお友達と一緒に40分ほどの講習と説明を受け、彼女が操縦するセスナに同乗してきました♪
まずは日本語で説明されるDVDを見て簡単なセスナの操縦の仕方などを教えていただき、それから実際にセスナの前でいろいろと説明をしていただきます。
ちょうど格納庫へと通じる扉が開くと、そこには小さなセスナだけではなく、ゴージャスなプライベート専用機やコンチネンタル航空の小型飛行機まで停まっていてワクワクしてきます!
余談ですが、こちらの小さな飛行機は“Carejet(ケアジェット)”という、飛行機の救急車のようなもの。
グアムには先進国ほどの医療設備がないため、必要に応じてフィリピンや日本などに患者さんを緊急搬送するためなどに使われるそう。中はとても狭いのですが、うまく担架に乗せた人を乗せられるようにできているそう。
さて、それではいざ、セスナに乗り込みます!
お友達が操縦席に座り、担当の指導員の方が隣りの席に座ります。もちろん指導員の方の前にも操縦桿があるので、何かありそうなときなどは指導員の方にお任せすれば安心!
出発前に計器類の説明があり、操縦桿の動かし方を教えてもらい、いざエンジンをかけてGO!!!
やはり操縦桿を握る手って、とってもかっこいい〜:)
管制官とのやりとりはもちろん英語で、専門用語も含まれるので、すべて指導員の方がお話してくれます。
そして管制塔からOKサインが出ると、滑走路を加速していき、まるで映画のワンシーンかのように操縦桿を引くと、ふわっと機体が持ち上がりますよ!!お友達も飛んだ!飛んだ〜!!と大興奮!!!
あっという間に空港が小さくなっていきますよ♪
そしてすぐに、タモン湾が見下ろせるようになります:)
写真中央奥の階段状の白い建物が、タモン湾の一番北側に位置するHotel Nikko Guam(ホテル・ニッコー・グアム)。他にもタモン湾のメジャーなホテルが並んでいるのが見えますね:D
操縦士さんも、セスナから眺めるグアムの景色を堪能中!私はすごく前を見ていてくれないと怖いんだけれど、指導員の方は大丈夫ですよ〜と!?
この日は残念ながら快晴というわけには行かず、数日前からの悪天候に比べればよいほう、という状況で、すでに前日に撮影がキャンセルになっていたので、多少風が強くても撮影を敢行しましょうということになっていました。そのため小さなセスナは結構揺れる!!後ろに座っていると前があまりよく見えないので、揺れるとちょっと怖い…。カメラマンさんは高所恐怖症だったので怖がっていましたが、それでも撮影となると平気そうだったので、そのプロ魂に脱帽!!
ちなみにセスナの中は結構プロペラやエンジンなどの音がうるさく、また管制塔ともやりとりしなければいけないので、全員このようにヘッドフォンをつけます。通常は室内マイクのようになっていて、同乗者の方たち同士のやり取りが、このヘッドフォンを通してお互いに聞こえ、話せるようになっていますが、管制官との無線連絡などをするときは室内マイクが切られるようですよ。
さて、強い風に機体を大きく揺らしながら飛んでいるのは、トップ画像でもご紹介したTwo Lovers Point(恋人岬)。
グアムは風向きの関係で北西側の方が風が強く、東南側はとても風が弱まって飛びやすくなるそうですよ!
ゆらゆらと機体が揺れると結構怖かったのですが、それでもこの海の色と、絶壁の景色を見ると、思わず見とれてしまいます:)
こちらはAlupang Beach(アルパン・ビーチ)などがあるHagatna(アガーニャ)湾。
手前に4つ並ぶ青いシートがかかったようになっている建物は、現在建設中の高級コンドミニアム。その奥に見える階段状の建物はSheraton Laguna Guam Resort(シェラトン・ラグーナ・グアム・リゾート)。さらにその影にチラッと見えている緑色の小さな塊は、『ひょっこりひょうたん島』のモデルにもなっているのではといわれているAlupang Island(アルパン島)ですよ!
そして美しいターコイズブルーの中に現れたのが、水深6メートルの海底展望塔のあるFish Eye Marine Park(フィッシュ・アイ・マリン・パーク)。左手奥にチラッと見えているのが、ビーチ際に立ち並ぶ椰子の木々の眺めが壮観なThe War in The Pacifc National Historical Park in Asan(太平洋戦争国立歴史公園 アサン・ビーチ)。
こちらは手前側がPiti(ピティ)湾。右側から奥に向かって伸びているのがCabras Island(カブラス島)。ここにはPort Authority(ポート・オーソリティー=港湾管理委員会)がありますが、米軍海兵隊の基地移転などにともなう人口増加に対応するため、開発を進めるといわれている場所でもあります。
そして旋回しながら南に進路を変え、いくつかの小さな滝を見ながら南下していくと、Fena Valley Reservoir(フィナ湖)という、グアムで唯一の湖で貯水池が内陸に見えてきます。
地図を見ていただくとわかっていただけると思うのですが、この湖はグアムの島の大きさに対しては結構な大きさ。この湖の周辺にはアメリカ海軍爆薬庫もあるため、陸上で実際に近づくことはできないらしいのが、ちょっと残念。
さらに旋回をして今度は北上していくと、すぐに見えてくるのがLeoPalace Resort(レオパレス・リゾート)。
左手前に見えるのがメインとなるホテル。他にも多くのスポーツ選手の方たちが大会や合宿のためにこられるだけあって、右手にはグラウンドや競泳やシンクロナイズド・スイミングもできるプール、奥には長期滞在者の方たち用のコンドミニアムが立ち並んでいるのも見えますね!
そしてさらに北上すると、左手に先ほども見えたHagatna(アガーニャ)湾、右手奥に滑走路が見えてきました!
ここからは指導員の方の指示で操縦桿を細かく操作しながら、お友達の操縦で着陸態勢に入っていきますよ!
飛行機でもそうですが、やはり小さなセスナの着陸時というのは、少し右に左に機体が揺れながら着陸するもののようで、黒い何本ものタイヤ跡がついた滑走路にぶつかるんではないかとドキドキしながら見ていると、ほとんど着地したことがわからないくらい意外とふわりと着陸するんですよ。
最後までちゃんと安全に運転してくれたお友達。本当にありがとう〜!
そして私たちを乗せて無事に飛んでくれたセスナくんにもありがとう:D
私たちの体験飛行の後は、このセスナくんの運転席の隣りのシートを取り外し、カメラマンさんが空撮しやすいようにして、指導員の方の操縦でガイドブックに必要な空からの景色の撮影にとりかかります。とっても写真は撮りやすくなりそうだけれど、高所恐怖症のカメラマンさんにはちょっと荒行!?
お天気に恵まれると本当に素晴らしいグアムの上空からの景色が楽しめる上に、免許がなくても、お子様でもすぐにパイロット感覚を楽しむことができるのが素敵♪
皆さまも海だけではなく、こんなグアムの楽しみ方をされて見てはいかがでしょうか?
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