グアムの果物☆アティス

公開日 : 2010年08月23日
最終更新 :
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皆さんは『Atis(アティス)』という果物をご存知ですか?

この写真の果物がそれで、英語では“sugar apple(シュガー・アップル)”、中国語では“蕃荔枝(ファンリージー)”、タイ語では“น้อยหน่า(ノイナー)”、ベトナム語では“na(ナー)”、インドネシア語では“Srikaya(スリカヤ)”、そして日本では果実が仏像の頭に似ていることから、“釈迦頭(しゃかとう)”と呼ばれている果物です。

『Atis(アティス)』はこの果物のフィリピン語名なのですが、フィリピン人の多いグアムでも『Atis(アティス)』と呼ばれ、グアムのローカルっ子がだ〜い好きな果物のひとつです:D

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『Atis(アティス)』の原産地は西インド諸島やペルーなど中南米のようですが、タイ、ベトナム、フィリピン、インドネシアなど東南アジアでも広く栽培されています。

写真のように果実の表面は緑色で凹凸があり、熟すと表面の凹凸は鱗のように一枚ずつが剥がれていきます。その鱗のような皮に白い果肉が付いているような感じで、ちょっと歯が並んでいるみたい!?そして果肉は白いクリーム状で、一枚の鱗につきひとつ、中に大豆ほどの大きさの黒い種が入っています。

お味は糖度20度くらいととても甘く、ねっとりした果肉の中にジャリジャリとしたお砂糖の粒を噛むような食感があります。このジャリジャリとした歯ざわりは、果肉中に梨と同じ石細胞が多く含まれているからなんですよ。

ちなみに英語名のSugar apple(シュガー・アップル)はこの食感から付けられたとか。

また石細胞は人間の胃腸では消化されないので、腸を刺激してお通じをよくする効果があるといわれているそうですよ:)

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この写真は先日『Street Market in Dededo(デデドの朝市)』で見つけたときにiPhoneで撮ったものなのですが、これをFacebookやTwitterに掲載したところ、ローカルのお友達から「一番大好きな果物!」とか「冷やして食べると本当においしい!」、「どこでこんなにたくさん見つけたの〜?」とコメントや書き込みがあったほど、グアムにもファンが多い果物のよう。

残念ながら熟した実は果肉がクリーム状になって崩れやすく、長期保存と運搬が難しいために日本にはほとんど輸入されていないようなので、ぜひグアムでおいし〜い『Atis(アティス)』を食べてみてくださいね♪

ちなみにいつ頃食べたいのかお店の方に伝え、おいしいものを選んでね、とお願いすると、たいがい一生懸命においしい実を選んでくださいますよ:)

私はその日のうちに食べるもの、翌日、2〜3日後に食べるものと3つ選んでいただいて、あまりにおいしくてぜ〜んぶその日のうちに食べてしまったのですが(苦笑)、本当に食べごろに応じて甘さと柔らかさが全然違っていましたよ。

確かにその日のうちに食べてね、と言われた『Atis(アティス)』は、おうちに帰ってくる頃には実が崩れているほど柔らかかったのですが、ほんと〜にほんと〜に甘かったです!

ちなみに写真の中身が見えている方は翌日、きれいな形をしているものは数日後に食べてねと言われたものです:)

せっかくなので、ぜひ日本ではなかなか食べられないグアムの果物にチャレンジしてみてくださいね!

*『Street Market in Dededo(デデドの朝市)』はこちら

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