『地球の歩き方』撮影ドライブ♪ スペインの栄華編
昨日ご紹介した、私の大好きなくねくね道を通りすぎると、皆さんもどこかでこのような写真をご覧になっていらっしゃるのではないかと思うのですが、グアムでもとても有名な砦に立ち寄ることができます。
メイン・ストリートから少し横に逸れなければいけないので、私は今まで気がつかずに通りすぎてしまっていたのですが、この砦から見下ろすウマタック湾の眺めは素晴らしいので、ぜひ一度足を運んでみていただきたい場所のひとつですよ：)
この砦から見渡せるウマタック湾は1521年に探検家マゼランが上陸した場所で、スペイン統治時代には、南米のサンディエゴからフィリピンに至る太平洋上で、唯一の中継地として多くの交易船がウマタック湾を行き交い、ウマタック村は交易港としてグアムで最も栄えた町に繁栄していったそうです。
スペインによってこの湾を見下ろせる場所に築かれた50ｍ四方の白い石組みの塀に囲まれた砦は、交易港として発展していたウマタック村や交易船を海賊たちから守っていたのです。
この砦は1802年に築かれたあと、米西戦争でグアムが米国領となった際、一度荒廃してしまいますが、その後修復され、一番上の写真に見られる弾薬庫跡や、海に向かって並ぶこのような3台の大砲を今でも見ることができますよ：)
この大砲に打ち込まれた紋章はスペイン海軍のもので、かつてのスペインの力強い栄華と権力を感じることができます。
また写真でも見られるように、ウマタック湾の集落には、1902年のグアム大地震において当時の建物は殆ど倒壊してしまったものの、San Dionisio Catholic Church（サン・ディオニシオ・カトリック教会）を中心に砂浜に沿ってスペイン風の建物が並んでいます。ちなみにこのSan Dionisio Catholic Church（サン・ディオニシオ・カトリック教会）は1680年に建てられとされており、現在の教会は、1769年にマンポステリア様式に改修されたものだそうです。
またこの砦からはウマタック湾だけではなく、その向こう側に続く海岸線も見ることができ、とてもきれい。
この写真では少しわかりにくいかも知れないのですが、ウマタック湾の一番左側、鯨の頭のような岬の後ろに、少しInarajan（イナラハン）にある有名なBear Rock（熊岩）に似た、でも頭の上に青々しい緑色のお帽子をかぶったような、私が勝手に"かっぱ岩"と名付けた岩があります。
実はこれ、本当は"Fua Rock（フア・ロック）"というらしく、伝説によると、この創造の岩に触れることで、男性は一生不能が治り、女性は性欲と受胎能力が増すと言われているとか：P
Twitterでこの場所のことをお話していたら、painter1124さんが、今年の8月初旬に1週間ほどグアムに滞在された際、毎日のようにこの場所に通い、趣味の絵を描いていらっしゃったと写真を見せてくださいました！
まるで写真のように美しいウマタック湾を写しとった絵も本当にすばらしいですが、とにかくこんな旅のスタイル、なんて素敵なんだろう～と思わず歓声をあげて感動してしまいました：)
これだけヒントがたくさんなので、もう皆さんこの砦がどこかおわかりになったかと思いますが、答えは次回記事で発表しますね♪
+ + +
そして昨日の記事でご紹介したドライブの場所がどの辺かという答えは...。
2号線沿い、ウマタック湾に向かって降りていく坂道です：D
ちょうど昨日の記事の写真にあるウマタック村の入り口の手前辺りから、U字を書くようにウマタック湾に向かって抜けていく道沿いで、にわとりさんがコッコッコと歩いている、少しウネウネとした道や、椰子の木々の合間から水平線が見える様子がとてもきれいな、お気に入りの場所ですよ♪
*このエリアは大体こちら☆
*2010年9月2日の撮影風景の写真はこちら☆
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