グアムのローカルなお祭りに潜入!

公開日 : 2010年10月12日
最終更新 :
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300年以上スペインの植民地だったグアムは、今でもカトリック信者の方が多く、各村には必ずその村の守護聖人の名前を冠した教会があります。

いわば自分が住んでいる土地のお寺さんと檀家さんの関係のように、教会はコミュニティの中心として今でも大切な役割を果たしていて、村の人々をつなぐハブのような存在といってもいいかも知れません。

そんなグアムでは、日本の町内会の秋祭りのように、各村ごとに決められた年に一度の日曜日に"フィエスタ"というお祭りが行われ、守護聖人に感謝のお祈りをするごミサから始まり、その後みんなでご馳走を食べ、一日中飲んだり踊ったりして過ごす習慣があるんですよ(午後3時ころの写真で、食べつくされたあとの写真でごめんなさい!):D

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先週末フィエスタがあったのはUmatac(ウマタック)

私たちは夫のお仕事の都合でこれまでフィエスタに行ったことがなかったのですが、帰りがけにサンセットの名所といわれるFort Nuestra Senora de la Soledad(ソレダッド砦)からUmatac(ウマタック)湾の夕陽を楽しめたらいいな~と、午後3時というとても中途半端な時間になってしまったのですが、Umatac(ウマタック)のフィエスタに行ってきましたよ:P

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グアムのフィエスタは毎年村長さんが決める一家族のおうちでパーティーが行われるので、実はこのお祭りがどこで開かれているのかよく知らなかったのですが、まぁとりあえず行ってみればどうにかなるかな~と、いかにもグアムらしいアバウトさでGO!!

でもUmatac(ウマタック)村に入ると、とにかくいろいろなおうちの軒先から大音量の音楽が聞こえ、ご馳走を食べ、楽しんでいる人々が見えて、いったいどれが本物なのかがわからない(苦笑)。

そこでまずUmatac(ウマタック)守護聖人を祀るSan Dionisio Catholic Church(サン・ディオニシオ・カトリック教会)の近くまで行ってみると、チャモロ語で"Biba!San Dionisio Fiesta(サン・ディオニシオ・フィエスタおめでとう!"と書かれた垂れ幕があり、Umatac Bay Park(ウマタック・ベイ・パーク)の向かい側で大きなパーティーがあったので、こちらに潜入:D

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車を駐車するや否やどこからきたの~とおじさまに話しかけられてちょっとびっくり!

最初はよそ者が来たから警戒して声をかけられたのかとビクっとしたのですが、食べ物も飲み物もみんなただだから楽しんでいってね~!とこの笑顔(笑)。

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とにかく一歩歩ければ誰かに話しかけられるほどで、みんなが食べていってね、食べていってね、と:D

この日のホスト・ファミリーの方もすぐにいらしてくださり(つまり私たちの読みは当たっていて、お目当てのパーティーでした!)、もう今日は何でも好きに食べて楽しんでいってね~!といい、夫のことをみかけたことがあると堅く握手をし、私には初対面なのにキスのご挨拶:)

Tumon(タモン)に住んでいると、誰か知人を介していたり何か共通の事柄がある時以外は、初対面の方とは女性どおしでも握手のことが多い気がするので、初対面の男性にキスのご挨拶(とはいってもほっぺをつけるかほっぺにキスくらいですが!)はちょっと驚きました!

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私たちは3時ころに到着したのでもちろん一番最初のすごいご馳走はみられなかったのですが、それでも一番上の写真のようにきれいに飾り付けをしてあって、ホスト・ファミリーの方たちが家族やお友達総出で作られた本当のチャモロ料理が並びます:)

もちろん豚のお肉も切ってあったので、お祝いには絶対に欠かせない豚の丸焼きもあったんでしょうね(写真など食べつくされたあとでごめんなさい!)

とりあえず私はグアムの食べ物と言えば!という"Kelaguen(ケラグエン)"(この日は豚で作られていました)と、まさに揚げ春巻きのようなLumpia(ルンピア)、そしてBread Fruit(ブレッド・フルーツ)のココナッツミルク煮込みをチョイス:P

どれもリアル・チャモロ・テイストで、おいしい!

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夫はフライド・チキンとフィリピンがルーツと思われるビーフンのようなPancit(パンシット)、ポテトサラダとレッドライス!

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のんびりとお食事を楽しんでいる間、とにかくDJブースでは様々なテイストの音楽を大音量でかけているのですが、ちょっとブラック・ミュージックっぽい音楽のあとにチャモロ・ミュージックが流れると、少しご年配のご夫婦が踊り始めましたよ:D

なんだかと~ってもほのぼのとして素敵な光景!

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ひとしきりお食事の終わった人たちはこうして海辺でおしゃべりに興じていたり、子供たちはわいわい言いながらみんなで遊んでいたり。恋人たちがふたりでゆっくりとお散歩している様子もなんだかいいな~:)

お天気は大雨の後の曇空で生憎あまりよくなかったのですが、それでも思い思いに村人たちがお祭りを楽しんでいる姿がなんとも牧歌的でしたよ♪

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とにかくとてもたくさん写真を撮りたくなるような被写体があって、ふたりしてパチパチ写真を撮っていると、これまた話しかけられることしきり:D

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こ~んなTumon(タモン)で話しかけられたらちょっと怖いかも(!?)という風貌のおじさまも陽気で(というか酔っ払っている?)、自分たちがいかに多くのひとを歓迎するかをいろいろお話してくれたり、通りかかった少年3人組にいきなり、名前は何!と声をかけられたり(笑)。

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お祭りのピークを過ぎていたとはいえ、のんびりといかにもローカルな雰囲気を楽しんだあとは"Fort Nuestra Senora de la Soledad(ソレダッド砦)"に上がってUmatac(ウマタック)湾を見下ろします:)

いつも子どもたちを背中に載せたりして楽しませてくれるCarabao(カラバオ)くんも、この時は草をハミハミ、フィエスタ中:P

湾を見下ろすと、あちらこちらから大音量の音楽がそれぞれに聞こえてきて、とにかく村を上げてのお祭りだというのが本当によくわかります!

グアムのお祭りは大体ごミサから始まり、お昼頃から始まるフィエスタ・パーティー、チャモロ・ダンスの披露など、村ごとによってそれぞれいろいろあるよう。

Lam Lam Tours(ラムラム・ツアーズ)でも今年からフィエスタに参加するツアーが9月26日までの11回組まれていたようですが、大好評につき11月にもツアーがあるらしいと聞いたので、興味のある方はぜひツアー会社さんにお問い合わせくださいね♪

素朴だけれどリアルなグアムを感じられるフィエスタ。今度はちゃ~んとご馳走の並ぶ写真を撮りたいのですが...。とにかくとってもオススメです!!

*Umatac Bay Park(ウマタック・ベイ・パーク)はこちら

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