スペイン統治時代の面影を残す歴史保護区とイベントのお知らせ♪

公開日 : 2012年02月08日
最終更新 :
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2回ほど間が開いてしまいましたが、グアムの南部の美しい村、Inarajan(イナラハン)村にある『Guam Historical Village at Gef Pa'go Park(ゲフ・パゴ公園内グアム歴史村)』で体験できる様々な文化や食についてご紹介してきました。

そこで第4回目、最後の今日は、スペイン統治時代の面影を残す、グアムで唯一良好な状態の家屋や、『Guam Historical Village at Gef Pa'go Park(ゲフ・パゴ公園内グアム歴史村)』のオープン情報などをおさらい、そして週末に行われるとってもオススメなイベントのご紹介をしたいと思います♪

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Inarajan(イナラハン)村一帯は、ほとんどがHistorical District(歴史保護区)として政府から指定されているのですが、中でもこちらはグアム島に残っている家屋の中で、唯一スペイン統治時代の状態を良好に保っている"Mariano & Ana Leon Guerrero House(マリアーノ&アナ・レオン・ゲレロ邸)"です(ごめんなさい!外観写真を取り忘れたので、近々撮影しに行ってきます!)。

米海軍に指名された市長であったマリアノ氏が1901年に立てたもので、この地区に今も残されているスペイン風の典型的な建造物に見られるように、グアムを代表する堅くて重い"イフィル"という木で柱や床板などが作られています。

マリアノとアナはここで16人の子どもを育てたらしいのですが、一番上の写真に写っているリビングルームに、やはり写真左奥に立てかけられている、"Pandanas(パンダナス)"の葉で作ったマットを敷いて、巨大な蚊よけのかやを張って子どもたちが寝ていたとか。先日もお伝えしたように"Pandanas(パンダナス)"の葉で作ったマットは丈夫で長持ち、水洗いも可能なので、とても重宝したでしょうね~:D

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ちなみにこの家のあちらこちらに開いているこのような穴の正体なのですが、戦争中に米軍の機関銃によって開けられたものだとか。

この家は定期的に補修をしているようですが、この穴だけは当時のままにしているとか。

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またこちらには当時の生活で使われていた日用品も展示されています。

これは"Tagu'a(タグア)"というお水をとっておくためのコンテナー。

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これは一見"Tagu'a(タグア)"と似ていますが、"Nasa(ニャサ)"という竹でできたロブスターなどを捕まえるためのトラップです。

奥にこのような穴が空いているので、逆側から入ってきたロブスターがこの穴から逃げようとしてもがけばもがくほどカラダがはまってしまうようにできているとか。

この"Mariano & Ana Leon Guerrero House(マリアーノ&アナ・レオン・ゲレロ邸)"を見学するには『Guam Historical Village at Gef Pa'go Park(ゲフ・パゴ公園内グアム歴史村)』でチケットを購入する必要があるので、毎朝9時から12時の間にいらしてくださいね♪

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これまでにもお伝えしていますが、このような伝統文化を見せていただけるのは、グアムの南部の美しい村、Inarajan(イナラハン)村にある『Guam Historical Village at Gef Pa'go Park(ゲフ・パゴ公園内グアム歴史村)』。毎日365日、朝9時から12時までオープンしているのですが、残念ながら午後以降は自由に入場できるものの、園内を説明してくださる方はいなくなってしまいます。

ただお散歩するだけでもきれいな場所なのですが、説明を聞くとさらにチャモロ文化を楽しむことができるので、ホテルや参加されたツアー会社さんを通してLAM LAM TOURS(ラム・ラム・ツアーズ)さんの島内一周ツアーに申し込まれたり、レンタカーでドライブして行ってみるのがオススメです♪

ちなみにツアーの場合は時間制限があるので、2~3つくらいまでの文化を日本語で説明していただくことができます。またレンタカーの場合は11時過ぎくらいまでに現地に到着すれば、英語ですがすべての文化を見せていただくことができ、写真のようなココナッツの葉で作ったお魚か鳥の形のモービルをいただくことができますよ:D

このモービル、いただいたらすぐに冷凍庫に入れて一晩置くと葉の水分が飛んでドライになり、とっても長く持つようになるのだとか。ドライにしたら好きな色にペイントしたりニスをかけたりして保存するのがオススメだそうですよ!

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LAM LAM TOURS(ラム・ラム・ツアーズ)さんの島内一周ツアーではなく、個人的にレンタカーなどでいらした場合は基本的に英語での説明になりますが、それでも運が良ければこのようなとってもやさしくて感じのいい日本人スタッフの方が通訳をしてくださることもあります。ボランティアの方なのでいついらっしゃるということは事前にはっきりしていないのですが、園の方は全員チャモロ語が話せてとてもフレンドリー!英語が苦手でもとても楽しめるので、ぜひ足を運んで見てくださいね:)

また併設の売店は毎日朝9時からお昼の12時までオープンしていますよ。グアムでもここでしか手に入らない貴重な海塩やココナッツ・オイルを始め、椰子の葉で作られた小物や、先日ご紹介したグアムの有名なアーティスト、Judy Flores(ジュディー・フローレス)によるバティックから作った絵なども購入することができるので、ぜひお立ち寄り下さい。

ぜひオープン時間内にお越しいただきたいのですが、ちょっと寝坊して午前中のうちには到着できない!という場合でも大丈夫:D

園内はとても気持ちのいい眺めで、ちょっとしたテーブルと椅子なども用意されているので、例えば『Mc Kraut's Fast Food(マック・クラウツ・ファスト・フード)』のおいしいホットドッグを買ってきたり、ごく一般的なチャモロっぽいお弁当ですが、園のお隣りで売られているお弁当を買って園内で海を眺めながらランチにするのもと~ってもオススメですよ~♥

ちなみに今週末、2012年2月10日~12日まで、毎年恒例の『Dinana' Minagof Dance Festival(ディニャニャ・ミナゴフ・ダンス・フェスティバル)』というチャモロ・ダンスがたっぷり堪能できるイベントが『Guam Historical Village at Gef Pa'go Park(ゲフ・パゴ公園内グアム歴史村)』で行われますよ♪

金曜日は朝9時から夜10時まで、土曜日と日曜日は朝9時から夕方5時までで、ダンスのワークショップもあり、ダンス・パフォーマンスなども楽しむことができますよ(今年の詳しいスケジュールはこちら、過去のイベントの様子はこちらです)。出店なども出ますし、グアムの文化を海を眺めながら体験できるいい機会なので、ぜひ足を運んで見てくださいね:D

*Guam Historical Village at Gef Pa'go Park(ゲフ・パゴ公園内グアム歴史村)で撮影した写真はこちらで御覧いただけます♪

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