ドイツの休日 シュトルベルク
ハルツ山地の麓、シュトルベルク(Stolberg)に行ってきました。ハノーファーから車で約2時間南東に行ったところで、旧東ドイツに位置します。ハルツ山地の最高峰ブロッケン山は1141メートル。ゲーテの戯曲「ファウスト」の舞台にもなった場所で、魔女が住むといわれています。
シュトルベルクは木組みの家が並ぶ小さな町で、人口は1500人ほど。丘の谷間に石畳が細長く続いており、どこを見ても美しい。中世の世界に迷い込んだように、ロマンチックです。健康によい空気のところだと国から認定されており、数時間屋外に寝そべっているだけで療養効果があるそうです。
宿泊したホテル・ツム・カンツラー(Hotel zum Kanzler)は、450年以上前に建てられました。別館はもと郵便局だった建物で、裏に塔があります。16世紀に建てられた建物だから、ここで中世からこれまで多くの人々が生活した思うと感慨深いものがあります。部屋は大きさもつくりもまちまちで、個性的。素朴な暖かい感じがしました。
写真 : ホテルの窓より(左)、お城(右)
塔の鐘は、毎時15分に1回、30分に2回、45分に3回鳴ります。15分すなわち4分の1時間が一回という数え方です。長針が12時を指すと4回鳴り、続けて違った鐘音でその時刻を打ちます。例えば3時だったら3回、11時だったら11回というように。
夜中もずっと鳴っていて、暗がりの中しばらくじっとしていると、だいたい何時か見当がつきます。昔は各家に時計などありませんでしたから、みんな鐘の音に耳を澄ませていたことでしょう。市役所の前には日時計もありました。シュトルベルク城は一部改装中ですが、結婚式も挙げることができるそうです。
山が近いせいか霧が深く寒かったけれど、久々にのんびりした休日でした。
シュトルベルク http://www.stadt-stolberg.de/ebene3.html
ホテル・ツム・カンツラー(Hotel zum Kanzler) http://www.zum-kanzler.de/
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