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ドイツ/ハノーファー特派員ブログ 旧特派員 田口 理穂

ドイツ・ハノーファー特派員が現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

2012年2月11日

湖の上を歩いてみると


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湖の上を歩いてみると

市役所の南にマッシュ湖という湖があります。南北に長く、一周6キロ、深さは2メートルほどの湖で、ナチス政権下に失業対策の一環として造成されました。当時の失業率は30%。2年の工事期間に1600人が従事したといいます。現在は市民の憩いの場となっており、夏は散策やボート、冬はスケートなど年中にぎわっています。


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湖はしかし、毎年凍るわけではなく、今年は3年ぶりにしっかり凍りました。氷の厚さが13センチ以上になったので、8日の水曜日より氷上に出ることが許可されました。氷が凍ったときの人々の熱狂は大層なものです。自然の光の中で、スケートやソリをしたり、ただ散歩をする。天気がよければ、マイナス10度でも気持ちよく感じます。来週末にはもう溶けているかもしれないということで、今週末は1万人の人が訪れると予想されています。


10日の金曜日、地元のアイスホッケーチーム「スコ―ピオン」が湖で練習しました。わいわいとファンが訪れ、アットホームな雰囲気。アイスホッケーに特に興味があったわけではありませんが、私も見に行きました。背の高いかっこいい選手たちのプレーを、間近に見るというのはなかなかいいものですね。選手たちはファンと写真を一緒に撮ったり、サインしたりと大忙しでした。

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ハノーファーアルゲマイネ紙に「湖氷の上に10万人のっても絶対大丈夫と、計算できるものですか」という問いが乗っていました。
エンジニア協会のカムマイヤー代表の答えは「厳密にいうと、できない」とのこと。


カムマイヤー 「氷がどのような凍り方をしているのか、水と氷の間に空気があるのか、人の熱がどのような影響を及ぼすのか、自然界でのことなので厳密に計算することはできない」


新聞 「それは、リスクがあるということですか」


カムマイヤー 「歴史的な教会を思い描いてほしい。ゴシック様式の丸天井の教会だ。この教会が建てられた当時、エンジニアがいて計算したわけではない。当時のマイスターは、経験によりどういう造りにすれば大丈夫か知っていた。マッシュ湖の氷もそれと同じだ」


新聞 「すべての人が、いっせいに氷の上でジャンプしたらどうなりますか」


カムマイヤー 「もちろん危険性はある。だからディスコを開くなら、氷はもっと厚くなければならない。しかし、確かにいえることがひとつ。車を運転する方が、今週末湖上を歩くより危険である」


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カテゴリー 生活・習慣・マナー
2012年2月11日
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    • 特派員プロフィール
    • ハノーファー特派員

      ハノーファー特派員
      田口 理穂
      ジャーナリスト、裁判所公認ドイツ語通訳・翻訳士。1996年よりハノーファー在住。州立ハノーファー大学社会学部卒業。ドイツの環境政策や生活事情についての執筆のほか、視察やテレビ局のコーディネートや通訳も。著書に「市民がつくった電力会社 ドイツ・シェーナウの草の根エネルギー革命」(大月書店)、共著に「『お手本の国』のウソ」「ニッポンの評判」(ともに新潮新書)。質実剛健、けれど愛すべきドイツの魅力についてご紹介します。

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