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ドイツ・ハノーファー特派員が現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。
市役所の南にマッシュ湖という湖があります。南北に長く、一周6キロ、深さは2メートルほどの湖で、ナチス政権下に失業対策の一環として造成されました。当時の失業率は30%。2年の工事期間に1600人が従事したといいます。現在は市民の憩いの場となっており、夏は散策やボート、冬はスケートなど年中にぎわっています。

湖はしかし、毎年凍るわけではなく、今年は3年ぶりにしっかり凍りました。氷の厚さが13センチ以上になったので、8日の水曜日より氷上に出ることが許可されました。氷が凍ったときの人々の熱狂は大層なものです。自然の光の中で、スケートやソリをしたり、ただ散歩をする。天気がよければ、マイナス10度でも気持ちよく感じます。来週末にはもう溶けているかもしれないということで、今週末は1万人の人が訪れると予想されています。
10日の金曜日、地元のアイスホッケーチーム「スコ―ピオン」が湖で練習しました。わいわいとファンが訪れ、アットホームな雰囲気。アイスホッケーに特に興味があったわけではありませんが、私も見に行きました。背の高いかっこいい選手たちのプレーを、間近に見るというのはなかなかいいものですね。選手たちはファンと写真を一緒に撮ったり、サインしたりと大忙しでした。

ハノーファーアルゲマイネ紙に「湖氷の上に10万人のっても絶対大丈夫と、計算できるものですか」という問いが乗っていました。
エンジニア協会のカムマイヤー代表の答えは「厳密にいうと、できない」とのこと。
カムマイヤー 「氷がどのような凍り方をしているのか、水と氷の間に空気があるのか、人の熱がどのような影響を及ぼすのか、自然界でのことなので厳密に計算することはできない」
新聞 「それは、リスクがあるということですか」
カムマイヤー 「歴史的な教会を思い描いてほしい。ゴシック様式の丸天井の教会だ。この教会が建てられた当時、エンジニアがいて計算したわけではない。当時のマイスターは、経験によりどういう造りにすれば大丈夫か知っていた。マッシュ湖の氷もそれと同じだ」
新聞 「すべての人が、いっせいに氷の上でジャンプしたらどうなりますか」
カムマイヤー 「もちろん危険性はある。だからディスコを開くなら、氷はもっと厚くなければならない。しかし、確かにいえることがひとつ。車を運転する方が、今週末湖上を歩くより危険である」

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