チェコの休日、プルゼニでビールを

公開日 : 2012年12月30日
最終更新 :

クリスマス休暇を利用してプルゼニというチェコ西部の都市に行ってきました。ドイツ語ではピルゼン。ピルゼンはビールで有名だときいたとき、あれっと思いました。そういえば、ピルスナーというビールがあったなあ。そしたらまさにそのとおり。世界中で飲まれているピルスナータイプのビールはここが発祥の地なのでした。

プルゼニはチェコ第4の都市で、人口17万人ほどのこじんまりした街です。数々の博物館があり、動物園や科学博物館もあります。南ドイツのニュールンベルクから列車で3時間ほどです。古い建物がたくさん残っていて美しい。2015年には欧州文化首都となることが決まっており、あちこちでポスターを見かけました。

街の中心にはヨーロッパで最大のゴシック風の広場があり、バルトロメイ大聖堂がそびえています。塔の高さは102メートルとチェコで一番高く、街のどこからでも見えます。クリスマスイブの日、ろうそくの入った瓶を持つ人々が教会の中に吸い込まれていきます。エルサレムから来たという炎を分けてくれるのです。私もろうそくをもらい、その日は、揺れる炎を見てクリスマス気分に浸りました。

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ピルスナーの元祖ブランド「ピルスナー・ウアクエル」を生んだビール会社へ工場見学に行きました。同社は1842年に設立され、現在は南アフリカの会社の所有となっています。特別に育てたモルトを原料に、ホップを3回加える特別製法のビールです。最新の瓶詰め工場では1時間に500mlビールを2万8000本製造が可能とのこと。長い地下道があり、樽が並んでいます。90分の工場見学の最後は、殺菌されていないビール。樽から直接注いでもらい口に含むと、そのまろやかさにため息が出ました。

工場見学は案内付きで、ドイツ語、英語、チェコ語があります。時間が決まっているので事前に確認が必要。一般150チェココルナ、学生は80チェココルナとなります(1チェココルナは約4,5円)。

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