州議員選挙。ハノーファー市長が州知事に

公開日 : 2013年01月21日
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20日の日曜日、ニーダーザクセン州の州議員選挙がありました。社会民主党(SPD)と緑の党の連立政権が僅差で、これまでのキリスト教民主同盟(CDU)と自由民主党(FDP)の 連立政権を破りました。州議会に転向したハノーファー市長のシュテファン・バイル(SPD)が、2月から州知事になります。

ハノーファーは同州の州都です。ハノーファー市長が市長業を休んで、州議員選挙にSPD党首として立候補すると決まったときは大きな波紋を呼びました。しかし法的には問題ありません。バイルは無事当選し、2月から州知事になることが決定しました。ニーダーザクセン州はもともと、労働者に人気のあるSPD と保守派のCDUが交代で政権をとってきましたが、今回10年ぶりにSPDが奪回しました。雪がしんしん降る日で、投票率は59,4%でした。

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非常に接戦で、最後まで結果がわかりませんでした。得票率はCDUは6,5%減、SPDは2,3%増となりました。人気が低迷しているといわれていた自由民主党(FDP)が1,8%(1議席増)伸ばしたのは驚き。緑の党は5,7%(8議席)増やし、これまで最高の20議席を獲得しました。このためSPDと緑の党の連立政権は69議席、CDU とFDPは68議席となり、わずか1議席の差で政権交代が実現したのです。2010年7月より知事を務めていた42歳のダビット・マックアリスター(CDU)は、がっくり肩を落としました。際立った政治的争点もなく、景気は比較的安定し、現政権に特に不満を持つ人はいなかったといわれています。ただ市民は10年ぶりに別の政権を欲したということでしょうか。

54歳のバイルは1月末までハノーファー市長をつとめ、それ以降は副市長のハンス・モーニヒホフ(緑の党)が市長になります。しかしモーニヒホフは7月末で定年退職するので、8月からは後任の緑の党の女性が就任の予定。市長選は9月22日を予定しており、国政選挙と同じ日になります。

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