街をきれいに

公開日 : 2013年03月21日
最終更新 :

2月27日から3月24日まで、ハノーファー市内で清掃キャンペーンが行われています。今年で7回目になり、個人はもちろん幼稚園や学校、スポーツ団体、企業などグループで参加できます。参加者はネットで申し込み、近所のリサイクルセンターからゴミ袋やゴム手袋をもらい、路上でごみ集めに励みます。第3セクターであるハノーファー清掃公社は参加者ひとりにつき1ユーロを福祉団体に寄付。同社はハノーファー市と周辺市町村、計21の自治体、すなわち人口114万人の地域をカバーしています。

日本から来た人は、ドイツの駅前や路上にたくさんごみが落ちているので驚かれるかもしれません。写真でみるドイツはきれいですが、それは専門業者がせっせと掃除しているから。ドイツは環境先進国として知られていますが、政府の政策はともかく、個人はそれぞれ。「私捨てる人、あなた拾う人」という感じで、捨てても掃除の人が拾ってくれるという考えがよく見られます。中には「ごみがなくなったら、彼らの仕事をなくなる」と変な心配をする人も。学校でも子どもたちは掃除せず、「自分の使うところは自分できれいに」という教育も少ないようです。うちで、自分の部屋ぐらいは片付けますが。普通の家庭でも掃除の人を雇うのに抵抗はなく、新聞でよく募集をみかけます。

だから、このようにみんなでごみ拾いをするというのは、一種のお祭りみたいなもの。毎年3500人ほど参加があるそうですが、人口比からみると多くありません。さあ、これで街がきれいになるのでしょうか。

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写真はゴミ収集車

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